お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2009年6月21日

934 第3回心療眼科研究会が開かれました。その1 眼科診療に役立つカウンセリング・精神療法の基礎知識

眼科診療に役立つカウンセリング・精神療法の基礎知識
杏林大学 眼科 気賀沢 一輝 先生

929
(これはわたくしが講演を伺ったノートです。能登の内容に不備がありましたら、清澤までお知らせください。)

精神科領域にはカウンセリング、精神療法の豊かな蓄積がある。身体化領域でもその価値ある成果の恩恵に浴するべきではないかと考えた。演者が選んだ精神医学のお宝3人

932
1、カール・ロジャースの来談者中心療法(カウンセリング)
 クライアント中心療法がテキスト
 キーワードは傾聴、共感、非指示、自己再編成である。
 ポイントはクライアント自身の問題解決装置を信頼することである。
 医師患者関係で見られる上から目線ではなく、カウンセラーとクライアントは水平目線の対等かんけいである。
 症状の訴えが減り、内省的話題が増えればよい

930 
2、アーロン・ベックの認知療法
 認知療法1971が主著
 キーワード:自動思考、認知の歪み、ソクラテス式質問法、問題解決装置
 出来事に対して感情が直接生じるのではなく、患者の心に自動思考が動いて、その結果について何かを感じているから、その自動思考の内容を見つけないといけない。
 自動思考の発見;”汝が外的事象のために苦痛を感じている時、汝を苦しめているのはその事象それに関する汝自身の反dんであ。そして、今この判断をぬぐい去る力は汝自身にある。”マルクス・アウレリウスの言葉
 認知の歪みを修正することによって不適切な否定的感情から解放する。
 その際、自分で謝りに気づくような質問を選び、断定的失跡的な言い方を避ける。

9313、森田生馬の森田療法
 主著は神経質療法への道
 キーワード:”精神交互作用”、”症状はあるがままに、やるべきことをやる”、”症状から行動へ焦点を移す”
 眼科版外来森田療法:資質的異常がないことを確認、自覚症状はあるがままとし、必要なことをやってゆきましょう、何ができたかの行動の記録を取ってきてください。それで器質的な異常が出てくるかはこちらできちんと見てゆきます。
 :これで来なくなってしまったら縁無き衆生と思おう。

933
まとめ:
1、カウンセリング:傾聴し共感を示す。非指示的に情報を提供して、患者自身の問題解決装置に期待する。
2、認知療法:否定的な感情に先立つ自動思考を聞き出し、認知のゆがみがあれば修正を試みる。うつ病があれば発見する
3、森田療法;自覚症状から行動へ焦点を移す
ーーーーーー
起承転結のあるとても優れたお話でした。
自分が担当する眼科の患者さんに精神的な問題があり、その患者さんが精神科に行くことを嫌う場合には、先にお願いすることのできるすぐれた先生と思います。

best doctors logo vertical (ベストドクターズとは)

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

管理頁
清澤眼科医院通信最新ページへ(リンク)します

Categorised in: 未分類