お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2009年6月21日

935 第3回心療眼科研究会が行われました。その2 眼科で使う精神科の薬剤

稲田健 東京女子医科大学講師

929
眼科領域で出会う可能性のある精神科の薬剤のお話を聞きました。
いずれの薬剤も標的となる症状を見極め、治療目的を設定して投与する。
処方は単剤で少量から開始し、漸増。
以下の薬剤は、病名に対してではなく、症状に対してつかわれる。

927
1、抗精神薬(メジャートランキライザー、ドパミン遮断薬)
 リスパダール、ジプレキサ、セレネースなど
 統合失調症などに用いられる、妄想を伴う時
 第2世代なら副作用のパーキンソン症状は少ない

930
2、抗不安・睡眠薬(マイナートランキライザー、主にベンぞジアぜピン系の薬)
  抗不安、沈静・睡眠、抗けいれん、筋弛緩という4つの作用がある。
  GABAA受容体と共役してナトリウムチャンネルを調節する。
  ベンゾジアゼピン受容体には小脳黒質線条体などにあって沈静に働くオメガ1受容体と、脊髄海馬などにあって健忘や筋弛緩に関与するオメガ2受容体がある。
  ハルシオンやロヒプノールはすぐ効くが依存しやすい
  デパスも抗不安作用が強く依存性が高い。
  ベンゾジアゼピンは眠気の自覚はなくても脳機能が低下しているから運転などはできない。
  ベンゾジアゼピンにはクレーピング(渇望)はないが、退薬時に離脱症状あり。

928
3、抗うつ薬(抑うつを軽減する)
  3環系、4環系のほか選択的背ろと人再取り込み阻害薬(SSRI)とセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)がある
  うつ病および鬱症状を改善する薬剤
  1から2週で副作用が、2週以後の目的の効果の前で出る。
  賦活症候群で自殺することがあるから慎重に

932
4、気分安定薬(躁病の治療)
  気分安定薬は躁鬱の波を抑える。
  デパケン、テグレトール、リーマス、リボトリール(保険適用は癲癇のみ)

931
◎眼科医が精神科医に患者を頼むべき時期は
1、一つの薬が6-8週で聴かない
2、躁状態がでた
3、重症のうつ
4、眼科医が聞き手としての限界を感じた。
時ということでした。
ーーーーーーー

933
清澤コメント
座長をさせてもらったのでしっかり聞けました。
べンゾジアぜピンが2(抗不安・睡眠薬)と4(気分安定薬)にダブっていたり、一度聞いただけでは十分には覚えきれませんが、わかりやすいまとめをいただいたかと思います。
私の質問としては眼瞼痙攣にリボトリールを使うときの注意を聞きました。リボトリールのは抗不安作用もあるから、不安な時に使う癖をつけると依存を生じるからそれに注意をする様にとのことでした。

best doctors logo vertical (ベストドクターズとは)

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

管理頁
清澤眼科医院通信最新ページへ(リンク)します

Categorised in: 未分類