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2009年6月17日

922 電気性眼炎(雪目)について

《職業病―20「溶接工」》2009年6月18日号(17日発行)に出ました!!

電気性眼炎

青い光と赤い火花が飛び散る溶接。「裸眼で青い光を見つめると眼をやられる」といわれるが、本当に悪いのは色として識別することのできない目に見えない光だ
「溶接時には目に見えない強烈な紫外線が発生する。人工的な光の紫外線が原因で起こる角膜の障害を『電気性眼炎』。一般にはスキー場で自然光の紫外線で起こる『雪目(雪眼炎)』の方がよく知られていますね」と説明するのは、清澤眼科医院(東京・南砂町)の清澤源弘院長。

スペクトル
 人の目で見える範囲の波長の光は「可視光線」といって、波長の短い方から、紫→藍→青→緑→黄→橙→赤と見える光の色が連続的に変化する。
紫よりも波長が短いと「紫外線」、赤よりも波長が長いと「赤外線」になる。とくに人の眼や皮膚に障害をもたらすのは短い波長の方の光だ。
通常、太陽から届く紫外線の大部分は眼球の表面にある角膜で吸収される。が、溶接作業やゲレンデの照り返しなどで強烈な紫外線が角膜に当たると表面の上皮細胞が傷つきはげ落ちる。つまり肌の“日焼け”が角膜に起こる。これが電気性眼炎(雪目)だ。

電気性眼炎
「症状が現れるまで5時間ぐらいかかるので、多くは仕事を終えて帰宅後の就寝前。眼が真っ赤に充血して、激しい痛みで涙がボロボロ出てきて眼が開けられない。初発だと何が起きたのか分からず、眼が見えない不安から救急車を呼んで大騒ぎになる」
ただ、眼には点眼薬や軟膏薬を使い、痛み止めを内服すれば、だいたい翌朝には痛みは治まる。角膜も2―3日すれば再生して自然と元に戻るので、症状が強い割には治りの早い病気だ。
溶接工には資格取得が必要で、必ず光から目を守る遮光防具(特殊眼鏡など)の着用が義務づけられている。それでも度々、発症するケースがあるのには理由がある。
溶接には、ガス溶接、アーク(放電)溶接、ティグ溶接、レーザー溶接など方法によって数多くの種類がある。
「発生する紫外線の強度も溶接法によって違ってくる。つい、うっかり遮光度の低い防具を使ってしまえば当然、電気性眼炎は起こる」(日本溶接協会)ということだ。
「角膜のダメージを長年繰り返すと、歳をとってから結膜が角膜の上にのび上がる“翼状片”や、角膜の周りが白く濁る“老人環”の原因になるので要注意」と清澤院長。
もちろんこれからやってくる真夏の屋外での強い日差しは紫外線カットのサングラスで対応。目に見えない波長の短い光には気をつけよう。

PS 2006.03.10(金) 曇りのち晴れ P1 U4+2 W69.0%22.0

溶接で目の炎症(出典にリンク)

新人が溶接の光で目に炎症を起こした。
普通は夜中に痛くなるのに、夕方からもう痛いと言って眼科に行ってきたらしい。

誰でも一度は経験するのだが、残念ながらこの病はお医者様でも草津の湯でも治せない。(^^;)
一晩中濡れタオルで目を冷やすしかない。

隣りの空き地に積み上げた雪がこれだけ残っているが、草の芽はもう青い。
五月の連休までにはきちんと片付けますのでご勘弁を。(^○^)

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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