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2009年5月24日

903 アレルギー性結膜炎、花粉症について

カモガヤ
5月連休明けから例年は見かけない目を赤くした患者さんが受診に来ています。ウエブを見るとカモガヤオオアワガエリなどのイネ科の雑草の花粉が原因かもしれません(⇒啓生会HPにリンク)。例年ですとゴールデンウイーク後には杉やヒノキの花粉症がなくなって、かゆみを訴える患者は少なくなるものなのですが。

花粉季節
クリックして拡大してみてください。確かに5月はカモガヤなどの稲科植物の走りの時期です。

そこで花粉症(アレルギー性結膜炎の一部分)の復讐です。
古い記事の引用で恐縮ですが、--
ーーーー引用ーーーー

現場第一線のドクターが語る!目からウロコの健康読本

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■テーマ:杉花粉症について

■取材時に感じたことですが、清澤先生は気さくで何でも相談できる先生だな
と編集者個人としましても、是非ともおススメのクリニックなのです。

■それでは第十一回目始まります。

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■はじめまして東京都江東区で眼科の清澤眼科医院
というクリニックを開業しております清澤です。
今回は、花粉症の方なら気になる「杉花粉症について」
と題して、執筆いたしました。
是非、ご参考にして下さい。

■花粉症
少し気が早いといわれそうですが、今回は花粉症についてまとめて見ましょう。
実はこの話を始めるのに、この季節はもうそんなに早くはないのです。

■花粉症の位置づけ
季節性アレルギーのうちアレルギーが植物の花粉で起きるものを特に花粉症
と呼びます。
この花粉症のうち95%が強い眼症状を示します。
その主な症状はアレルギー性結膜炎です。

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■花粉症のなかで最も多いスギ花粉症の患者は、全国で1300万人もいて、
人口の10‐20%に及び、季節性のアレルギー性結膜炎患者の中でも圧倒的に多く、
全体の約80%を占めています。

■花粉症の症状
花粉症のアレルギー性結膜炎としての症状としては、まず目のまわりが
かゆくなり、まぶたがはれぼったくなり、結膜がはれてきます。
重症になると結膜にも浮腫が生じます。

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■かゆいのでこすったり、かいたりするとさらに悪化し、
異物感、かすみ、まぶしさ、痛み、流涙を訴えます。

■このほか鼻、のど、気管支、胃腸にも症状が現われ、全身の倦怠感や発熱
が出る場合もあります。

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■この場合には耳鼻科や内科の治療対象ともなります。

■花粉症の血液検査
従来は抗原物質を擦り込んで皮膚の反応を見るスクラッチテストなども
行なわれていましたが、最近は採血した血液を分析して診断に役立てる
検査が盛んに行なわれます。

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■抗体の1つであるIgE抗体(アイジーイーこうたい)は、普通の人には
全く害のない花粉などに対して過敏に反応し、アレルギーを起こす悪役です。

■IgE抗体を多く作りだす体質の人がアトピー体質、あるいはアレルギー体質
と呼ばれます。

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■この体内での量は採血で調べるリストテスト(RIST)で測定できます。
この値によってその結膜炎が1型アレルギー、つまり花粉症であることを
確認することができます。

■また、杉花粉やヒノキ花粉そしてハウスダストやダニなど特定のアレルゲン
に対する特異的IgEの量はRASTテストで調べます。

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■この結果は棒グラフで示され、その人のアレルギーの原因が何かを明らか
にしてくれます。

■杉花粉症であっても、スギ花粉だけではなく、ハウスダストなどに対しても
同時に反応し、交差抗体を持つ患者さんがしばしば見られます。

■これらのテストは、原因を明らかにし、その抗原を避ければよいということ
を教えてくれるので有用ですが、検査の値段が高いのが難点です。

■花粉症の治療
花粉症はアレルギー疾患なので、早期に完全に治すことは難しいのですが、
花粉を回避しながら薬剤を上手に使って治療すれば、症状を軽くすること
ができます。

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■初期療法:具体的対策としては、初期療法といってスギ花粉が本格的に
飛散しはじめる3週間前ないし花粉飛散がピークになる1月前から
ケミカルメディエーター遊離抑制薬である抗アレルギー点眼薬使用を
開始する治療法が注目されています。

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■この薬剤にはパタノール、リザベン、インタール、ケタス、アイビナールなどの
点眼薬が含まれています。

■杉花粉の飛散は1月に始まりますが、1平方センチ当たり15個以上という
花粉症を激しく起こす量での飛散は、東京では例年2月10日頃です。

■ですから治療開始をその3週間前とすれば1月15日頃に、一月前とすれば
新年早々に治療を開始すべきだということになります。

■この初期療法で炎症を起こす肥満細胞からのヒスタミン放出が抑制され、
結膜上皮内の炎症細胞の浸潤とヒスタミン濃度が抑制されることによって
炎症が軽くて済むとされています。

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■この治療は症状が出ていない患者さんを治療の対象にしていますから、
目薬がしみないものであることが望ましく、リザベンはこの初期治療に
用いやすいものとして勧める人がいます。

■実際の眼のかゆみが強いときには、リボスチンなど抗ヒスタミン作用
を有する抗アレルギー内服薬のヒスタミンH1受容体拮抗薬を併用するのも
良いでしょう。

■更に症状が強い時期にはフルメトロンなどの副腎皮質ステロイドの
追加投与も可能です。

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■しかしこの副腎皮質ステロイドは眼圧の上昇などの副作用が現れることも
あるので、その使用に当たっては慎重な医師による観察が必要です。

■また、鼻咽頭の炎症症状が強い際には、アレロックやアレグラなどの
抗アレルギー薬の経口剤の併用も有効であるとされています。

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■アレルギーのIgEと並ぶもうひとつの鍵がヒスタミンです。
患者が抗原である花粉に触れると、IgE抗体が作り出されます。

■侵入したアレルゲンと作り出されたIgE抗体とが反応して次の段階として
ヒスタミンなどの化学伝達物質が肥満細胞という免疫に関連する炎症性の
細胞から吐き出され、実際のアレルギー症状が引き起こされます。

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■ヒスタミンは、結膜表面に存在する神経を刺激してかゆみを引き起こします。
さらに血管に作用して血管壁をゆるめ、血液中の水分や白血球を血管の外
へ滲出させます。

■アレルギー体質の人では普通の人に比べ、ヒスタミンに対してもはるかに
敏感だといわれています。

■新たな研究の方向としては「免疫制御システムを利用した
スギ花粉症ワクチンの開発」石井 保之(理化学研究所)なども進んでいる
模様です。

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■花粉症を回避するセルフケア
花粉症の症状を軽く済ませるためには薬剤の使用のほかに次のような工夫が
有効です。

■飛散の多い時間での外出を避ける。
■洗濯物を外に干さない。
■眼鏡、ゴーグル眼鏡、モイスチャーエイド(眼鏡の横につけるサイドパネル)
等の利用。
■花粉防止マスク、帽子、マフラーを着用し花粉の付着を避ける。
■コンタクトレンズを避け、この期間は眼鏡使用にする。
■花粉を家の中に入れないように、室内に入るときには花粉を払う。
■防腐剤無添加の点眼で流すというのも有効です。
このほか
■ファーストフードや加工食品の摂りすぎに注意し、バランスのとれた食生活に
改善する
とか
■たばこやお酒、刺激性の強い香辛料などの摂取は控え目にする。
などの対応が推奨されていますが、それがどの程度直接の効果があるかは
私には分かりません。

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■杉花粉症は夏の気象条件が翌年の飛散量を左右するといわれています。
すなわち暑い夏の翌年は花粉が多いということで、今年も花粉症は少なくは
無いと予想されます。

■花粉症をお持ちの患者さんは早めに2006年の花粉に対する準備を
お始め下さい。

■花粉症でお悩みの方のつらさは大変なものです。
早目に医療機関を受診され、症状の軽減にお努め下さいね。
それでは今回はここまでとさせて頂きます。

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■いかがでしたでしょうか。
花粉症対策も他の病気同様に早めに病院に行くなど対策を講じれば
大幅に症状が軽減するとわかりました。
又、日頃できる花粉症対策も参考になったかと思います。
清澤先生には、非常にわかりやすく、しかも丁寧にご説明頂きました。
この場をお借りして、御礼申し上げます。

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■清澤先生のクリニック詳細情報はコチラです。
「清澤眼科医院」
http://www.kanja.jp/search/byoin.php?hosp_no=No017057
清澤先生のブログも是非ご覧下さい。
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2005.12.28 「現場第一線のドクターが語る! 目からウロコの健康読本」 その11
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「現場第一線のドクターが語る! 目からウロコの健康読本」 その11
 編集責任者 (有)メディココンサルティング 田中

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さて今回は、東京都江東区で眼科を開業されている
「清澤眼科医院」の清澤院長にご執筆いただきました。
内容は、眼科における2006年花粉症対策についてご執筆頂きました。
花粉症で悩まれている方は年々増えてきております。
花粉症の当事者とされましては、悩ましい季節がやってくることと
なります。
是非、今回のメルマガを参考に早目に対策を打っていただければ
と思います。

それでは、本年最後の配信となりますが、ご購読者各位が良いお年を
お迎え下さるよう心よりお祈り申し上げます。

ーーー引用終了ーー
古い記事でしたが、アレルギー性結膜炎、花粉症のタグで掲載しておきます。清澤

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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