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2009年3月29日

829 老視に関する”加齢と視力障害”:という岡部仁先生の講演を聞いてきました。

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平成21年3月28日午後6時からホテルコムズ仙台で昭和53年度卒業学年の病診連携研究会(53開業医の会)という東北大学医学部の同級生の会が有って、平成眼科病院院長の岡部仁先生の”加齢と視力障害”という話を聞きました。
その会での私のノートと印象記です。

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聞き取ったノート

岡部先生の講義の概要:

人の老化で眼は歯と並び大きな変化を示す器官である。21世紀は老視を克服する時代になるかもしれない。老視では老化に伴って、毛様体筋の収縮でチン氏体が緩み、眼内のレンズが厚みを増して目の屈折力が増すという“調節機能“が低下する状態である。

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ヘルムホルツは、水晶体の硬化がその反応低下の原因と考えた。40歳ではたとえ近くが読めても調節力は大きく下がっている。近見視力がある日突然がたっと下がる、目が疲れる、重い、痛いなどの症状も出る。本を読む気がしない、頭痛や肩こりがするなどもみな老視の症状である。
老視の矯正方法には非手術的で光学的なものと、手術による方法が分けられるから、これらを解説する。

0421、光学的な方法
目とレンズを遠ざける鼻眼鏡、二重焦点や累進焦点の眼鏡などがある。コンタクトレンズに頼って遠方を一眼で見、近方を他眼でみるモノビジョンというものもある。

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1-1:眼鏡
近方を見る眼鏡には単焦点近用、小玉レンズ、そして鼻眼鏡なども含まれる。

①累進屈折力のレンズは上の部分が遠用になっていて下のほうに近くを見る領域の明視領域が狭くつながっている。左右の下側部分は収差域と言ってレンズとしては働かない揺れや歪みの原因となる部分である。累進レンズは外面と内面にどのように累進域を設定するかでレンズ一枚が4725円から19950円というほどに価格と使いやすさの違う商品が混在している。当然、高性能なら高価格であるから、セットでいくらといった物では良い製品は期待し難い。

②老眼の程度:程度によって加入度数を調整する。老人は眼球の運動も弱く、上下のクリアゾーンの幅は狭い。2D以上の加入度になってから老眼鏡を初めて使わせると、その眼鏡に慣れさせるのは困難なので、早いうちから老眼鏡は装用させるのがよい。

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③フレーム:累進の長さ(高さ)は9から20mmと品によって異なる。これが短いと視線の動きは小さくてよいが、収差は強い。今の眼鏡フレームはみな細くなっている。累進帯が収まる小さなフレームがよい。

④複数の眼鏡所有を:遠用を主としたもの、近用を主としたものなど複数を持たせるとよい。コンピュータ作業などでは近々眼鏡なども必要な場合がある。

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Ⅰ-2:コンタクトレンズ:
モノビジョン:片眼を遠方に合わせ、他眼を近方に合わせる処方のこと。
多焦点コンタクトレンズ:レンズを同心円に分けたり、回折効果を用いて遠方と近方を同時に見せるなどの老視用コンタクトレンズがある。大型自動車の運転や立体視を要する仕事の人には多焦点コンタクトレンズは向かない。ロートIQやボシュロムマルチフォーカルなどがあるが、その成功率は3月で8割、3年では30%でしかない。

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手術による老眼の治療
1、 強膜手術:あまり有用ではなさそう
2、 白内障手術
 ① モノビジョン
 ② 調節型眼内レンズ:理論は良いが、実際に多数の眼科医が使うには至らず。
 ③ 多焦点眼内レンズ:数種あり、まだ保険採用されてはいない。厳密な性格の患者には向かない。
—-引用はここまで。–

聴講後の清澤の感想:
全体がとてもよく準備され、わかりにくい部分がない講演でした。
はたして、老眼は早く使い始めさせたほうが良いのかどうか?これもまた同級生のF
先生にも聞いてみたいところです。このメモですが一通り岡部先生にも見ていただきました。幸い私は老眼鏡をまだ常用はしていません。もう多くの本は読んでないということかも。

外科で病院長をしているA先生からの同級生のメーリングリストへのメールもおほめの言葉としてご紹介します。
”講演会で隣に居た清澤君がノートを取り出したので、びっくりしました。学生時代にノートを借りたのは間違いではなかったと改めて思いました。”

年度末というのに同級生が20人も集まり、その点でも楽しい会でした。

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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