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2009年1月7日

761 目と内科の病気について

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目に障害をひきおこす内科の病気は、広い範囲にわたっており、症状も様々です。

内科の各専門分野に関連する神経眼科の病気を例に上げると、以下のようになります。

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消化器内科:胃腸の病気を専門とする内科です。
神経眼科と関連がある病気としては、胃癌などの眼窩内(目の奥)転移による眼球運動障害・視神経障害や、潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患に合併する視神経症、その他、胃の手術後にビタミンB12の吸収障害がおこって目が悪くなる、ビタミン欠乏性視神経症などがあります。あまり知られていませんが、食後に血圧が下がり、視力低下をきたす、食後性低血圧による目の血液循環障害もあります。

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循環器内科:高血圧、心臓病を専門とする内科です。
高血圧でも眼底の血管がいたみますが、神経眼科的には、視野欠損をおこす非動脈炎型虚血性視神経症、心房細動による脳血栓で生じる視野障害や視覚失認などの高次脳機能障害、不整脈で一時的に目の前が真っ暗になる一過性視覚障害などがあります。心臓弁膜症でも、血栓症をおこし、心房細動(不整脈)と同様の症状をおこします。その他、心臓病治療薬である、アミオダロン(不整脈のお薬)や、ジゴキシン(心不全のお薬)による視神経障害もあります。

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呼吸器内科:気管支、肺の病気を専門とする内科です。
神経眼科と関連がある病気としては、肺癌によるホルネル症候群(まぶたが落ちてきて瞳孔が小さくなります)、傍腫瘍症候群(目が見えにくくなったり、ふらふらする、失調症状を伴うことがあります)、イートン・ランバート症候群(重症筋無力症のように、目があけにくくなったり、筋力低下をおこします)などがあります。結核も、様々な視覚障害をきたし、逆に、結核の治療薬(エタンブトール)でも視神経障害をおこすことが知られています。

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膠原病・リウマチ内科:自分の体の免疫が、自分の体の組織を攻撃して炎症がおこる、膠原病(こうげんびょう)を専門とする内科です。
神経眼科と関連がある病気としては、全身性エリテマトーデス(SLE)や、抗リン脂質抗体症候群による視神経障害があります。その他、関節リウマチや、血管炎症候群などによる視神経障害などもあります。中でも問題なのは、こめかみあたりの頭痛があり、突然、片目がみえなくなる動脈炎型虚血性視神経症です。これは、側頭動脈炎(こめかみあたりの動脈に炎症がおこり、頭痛などの症状をおこします)という病気の患者さんの30%におこり、治療せずに放っておくと、残りのもう片方の目にもおこり、両目とも失明、もしくはそれに近い状態になることが知られています。サルコイドーシス、ベーチェット病という病気でも視神経障害をおこすことがあります。

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内分泌・代謝内科:糖尿病や、ホルモンの病気を専門とする内科です。
糖尿病では、眼底出血をおこすことが多いですが、神経眼科的には、目の動きが悪くなり、ものが二重に見える動眼神経麻痺が比較的多いです。神経眼科と関連がある病気としては、甲状腺の病気で、バセドウ病のように目が前に出てきたり、目の動きが悪くなったりします。甲状腺の病気は、比較的多く見られ、あまり珍しいものではありません。稀な病気として、Tay-Suchs病などの代謝異常症による視神経萎縮もあります。

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血液内科:白血病など、血液の病気を専門とする内科です。
神経眼科と関連がある病気としては、白血病で、眼窩内(目の奥)に腫瘤できたり(緑色腫)、悪性リンパ腫による視神経障害が見られます。Hodgkin病では、傍腫瘍症候群として脊髄小脳変性症、脳脊髄炎、ギラン-バレー症候群の症状を呈したりすることがあります。その他、ミエローマによる視神経障害などもあります。

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腎臓内科:腎臓の病気を専門とする内科です。
腎臓や目は、体の大事な部分ですので、たくさんの細やかな血管が集まっています。そのため、糖尿病や高血圧など、動脈硬化をおこす病気は、目と腎臓が悪くなります。神経眼科と関連がある病気としては、ウェジェナー肉芽腫症など、腎障害と視神経障害をおこすものがあります。その他には、全身性エリテマトーデスなどの膠原病や血管炎症候群でも目と腎臓が悪くなりますので、視神経に障害がある人は、血液検査で腎機能をチェックする必要があります。

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神経内科:脳や脳神経、末梢神経の病気、頭痛などを専門とする内科です。
脳梗塞や脳出血などの脳卒中では、視野障害が多く見られ、半側空間無視などの複雑な高次脳機能障害をおこすこともあります。クモ膜下出血後の水頭症では、脳圧亢進による視神経障害をおこすことがあります。重症筋無力症では、目が開きにくくなったり、目の動きが悪くなって、ものが二重に見えることがあります。体が硬くなったり、ふるえが出るパーキンソン病では、まぶたを開けることはできても、思い通りにいかなくなるという開瞼失行や、目の揺れを合併することがあります。フィッシャー症候群(両目が動きにくくなります)、また、多発性硬化症による視神経炎や、脳動脈瘤による脳神経麻痺などがあります。当院では、ジストニアという病気の一種である、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の患者さんが最も多く、ボトックス治療を受けられております。

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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