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2008年11月26日

731 「緑内障患者さんの脳糖代謝変化」の検査対象者の募集

「緑内障患者さんの脳糖代謝変化」の検査対象者の募集

このたび東京都老人総合研究所PET診療室を使って緑内障患者における脳の形態と機能の変化を調べる研究が行われることになりました。
この研究所は東京都の関連団体で老化に関する様々な医学的研究が行われているところです。私が臨床教授を拝命している東京医科歯科大学からも眼科ばかりではなく、脳外科や神経内科などから、多くの医師が研究に参加しています。

今回は、「緑内障患者さんの脳糖代謝変化」の研究に参加してくださる”疾患を持ったボランティア”の募集を開始いたします。そのための患者さんへの説明文書を村井秀樹先生が作ってくださいましたのでここに掲示いたします。

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「緑内障患者さんの脳糖代謝変化」対象患者さんへの簡単な説明書

(1) まず、どのような研究が行われているかを説明します。

今、東京都老人研究所という施設で緑内障と脳の関係を調べており、そのプロジェクトには清澤眼科院長・医師・清澤源弘も協力しています。緑内障によって物を見る力が衰えると、脳の活動も低下することが予想されます。その脳の活動を調べるために、PETを行います。

 PETは体のいろいろな場所のぶどう糖の消費を測定するもので、最近ではがんの検診にも使われています。がんの患者さんではぶどう糖の消費が多くなるので、がんを早く見つけることができるからです。同じように、脳のぶどう糖の消費を測定することで、脳の活動を調べることができます。

 緑内障はよく知られた病気ですが、緑内障と脳の活動との関係は、まだあまり分かっていません。東京都老人研究所は、緑内障患者さんのご協力のもとに緑内障と脳との関係を調べ、今後の緑内障の診断と治療に役立てようと考えています。

(2) つぎに、研究の方法について説明します

 検査は板橋区の老人研究所で行います。老人研究所は池袋から東武東上線で5分の大山駅の近くです。そこで脳のMRIとPETを撮影します。

 MRIは磁力を用いて脳の形の異常を調べるものです。この検査で脳梗塞や脳腫瘍が偶然発見されることがあります。費用は通常1.万5000円程度ですが、東京都が負担します。磁力を用いるので、脳の手術後、ペースメーカーなど体内に金属が入っている場合は受けることができません。

 PETの撮影は、まずFDG(フルオロデオキシグルコース)と呼ばれる、ぶどう糖でできた造影剤を注射します。1時間の安静の後、撮影を行います。費用は8万5000円程度ですが、こちらも東京都が負担します。

(3) 次に、患者さんの利益について説明します
 MRIとPET(合わせて10万円程度)を東京都の負担により無料で受けられることです。これらの検査により、脳の病気が偶然発見されることがあります。検査終了後、その結果は通常の医学的検査と同様に医師から説明がなされます。

(4) 次に、不利益についても説明します

 放射線による被曝は胃のレントゲン撮影1回と同じくらいで、安全な検査です。造影剤はぶどう糖なので、アレルギーの心配もありません。造影剤の注射で少々痛い思いをしなければならないこと、患者さんの時間(水曜午後)が拘束されること、研究所までの交通費を負担していただくことが不利益と考えられます。

 清澤眼科医院では眼科としての諸検査を行い、その上で今回の検査対象になる条件を満たすことの出来る事が確認されて、本人によるPET-MRI検査に登録する意思が確認できた場合には、老人研究所のPET診療所あての紹介をいたします。眼科での諸検査に掛かる診療の自己負担分はお支払いいただきます。
 
 なお、この検査のために緑内障治療自体は何の変更もいたしません。従来の主治医がいらっしゃる場合には、そちらの先生にて従来どおりの治療をお続けていただいてよろしいです。

(5) 最後になりますが、この研究に参加されるかどうかについては、よく考えていただき、あなた自身が自由にお決めください。同意はいつでも取り下げることができます。もし、お断りになっても、あなたが不利益を受けることは一切ありません。

(6) 以上で説明を終わります。
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現在具体的な準備を進めておりますが、患者さんに被検者への申込書を記載していただき、それに基づいて、担当の村井医師からご本人に日程を決めるための電話連絡をさせていただくという方法を検討中です。

ご希望の患者さんが居られましたら清澤眼科医院を受診の折にお申し出ください。

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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