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2008年11月26日

729 緑内障の予防には?

虹(そら)色 さんから緑内障の予防に関する質問を受けました。

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質問
はじめまして。緑内障の予防に関して、もし何かございましたら、ご教授下さい。眼の病の予防に関する知識をご教授いただけると、非常に有難いです。 合掌

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そこで私のお答え:
○このような質問をされるという事はご家族に緑内障の患者さんが居られるか、本人が視野検査ですでにボーダーライン(境界線)といわれているということでしょうか?
現在は早期発見と、もし緑内障を発症していれば早期治療という事に尽きるかと思います。

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特に隅角が狭い特殊な特徴を持った眼なら狭隅角緑内障発作の予防的にレーザー処置をするということをお勧めする場合も有ります。
日常生活では何をすると緑内障になりやすいとか、何を避けると緑内障になりにくいというような事は特に考えなくて良いと思います。

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残念ながら日本人の緑内障患者の8割は自分が緑内障である事に気が付いて居ないということが解っています。眼科を受診するときあるいは眼科検診のときに、眼底写真を撮ってもらいカップと呼ばれる視神経乳頭中央のくぼみが大きい(カッピング拡大と呼ばれます)か?と疑われたら早めにハンフリー視野を調べてもらうのが良いでしょう。

血縁者の家族に緑内障患者がいるとか、近視であるとかいう事も緑内障のリスクファクターですのでそのような方では更に検査をしてみる理由になります。

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米国の某ホームページを見ましたら、緑内障の予防は出来ないが早期発見早期治療開始のために次の注意を守るようにとの記載が出ていました。

–40歳から60歳なら2年ごとないし4年ごとに緑内障の検査をお受けください。また、あなたが次の項目を満たすなら毎年緑内障検査を受けてください。それは、65歳以上である。家族に緑内障患者がいる。 黒人かアジア人である。糖尿病か慢性の炎症性疾患を持っている。目に重大な外傷の既往が有る。 ステロイドを使っている。の、各項目です。

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このブログの読者は日本人でしょうから、それだけで毎年一度のチェックが必要という事になります。

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さてもう一つ、米国の超有名な医療機関にメーヨークリニックという病院が有ります。そのホームページの緑内障の部分に緑内障の予防(出典)という項目がありました。
(クリニックといっても街のクリニックでは有りません。さしずめ日本で言えば順天堂大学の大学病院が、順天堂医院と名乗っているようなものです。)

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ーーー引用開始ーーーー
予防
目の診療を定期的に受けてください。定期健診によって不可逆的な障害が目に起きる前に緑内障を発見する事が出来ます。一般的に、18歳から60歳なら目の検診は2年ごとに受けてください。そして60歳以上なら年に一度はお受けください。あなたが一つ以上のリスクファクターをお持ちならば60歳までは1から2年ごとに、そして60歳を過ぎたら毎年、眼の検診を受けるべきです。

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眼圧が高いならその治療を受けてください。米国国立衛生研究所の大規模研究では緑内障点眼液の使用で平均22%の眼圧が低下させられる事が解っています。この調査で、緑内障点眼液を使えば視野が緑内障の欠損に進行する確率はアフリカ系アメリカ人(黒人)では50%に下がる事も示されています。

あなたの体重と血圧をコントロールなさってください。最近の研究ではインスリン抵抗性の(高血圧と肥満によっておきる)糖尿病が眼圧の上昇と関連する事が示されています。

眼を守る眼鏡をお使いください。重症の眼外傷は緑内障の原因になります。マスクやゴーグルを電動工具を使うときには使用するのが良いです。また、狭い場所で高速のラケットを使うようなスポーツでも眼をぶつける可能性が高いです。
ーーー引用終了ーーーー

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ご参考になりましたか?このくらいまでならばおそらく間違いはない助言といえそうです。

このほかには脂肪の少ない食事にすると良いとか、亜麻仁油が良いといった記載の有るページもありますが、余りそちらに深入りすると健康食品オタクになりそうですし、営業や宣伝のにおいもしますので詳細な紹介は控えましょう。

眼の健康に気をつけてお過ごしください。

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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