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2008年11月3日

711 東北大学眼科の平成20年度同窓会を聴いて来ました(2008.11,1)

 (管理頁)  
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○東北大学の眼科の平成20年度同窓会でまたまた仙台まで日帰りで行って来ました。
各演題はすばらしい内容のものでした。

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1、深層角膜移植術(DALK)の有用性 土山麻貴
最近の東北大学では角膜全層の移植よりもこのレシピエントの内皮を残して角膜の表面から実質までをドナーから移植する方法が好んで行われているようです。角膜も、日本国内のドナーを待たず、海外からの輸入角膜が主なようでした。波面収差の単位がミクロンという長さの単位だという事には玉井先生の質問を聞くまで気が付きませんでした。

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2、角膜移植後の角膜ヘルペスの発生についての検討 清水愛
移植後の角膜には1~10%のヘルペス性角膜炎が発生し、それにはドナー角膜からウイルスが入る中央に起きるものと、レシピエントに起源が有り発生が少し遅くて周辺部から出るものが有るというお話でした。確かにそれを疑わないと単に選延性の上皮欠損と思うかもしれません。具合が悪いといってくる前に定期的な診察で見つけようということだそうです。

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3、緑内障乳頭画像解析における乳頭形状分類の有用性 面高宗子
Nicolela MT Ophthalmology 110:2175-84に緑内障の視神経乳頭を、近視型、全体型、局所虚血型、老人性動脈硬化型に分けるという文献があって、それにしたがって緑内障を分類して緑内障の進行を論じたら良いというお話でした。
今度私たちも医科歯科大学で緑内障研究に手を広げようかと考えていますが、オルホーングレーブ変法で分ける事しか考えてなかったので、ハンフリーのMD値で対応を見るという単純な方法も考えてみようと思いました。この文献を教えていただいたのも大変参考になりました。フロアでの中澤先生とのお話も大変参考になりました。

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4、当院で経験した視神経脊髄炎の9例 針谷威寛
これも大人しい演題ですが抗アクアポリン4抗体を持つ視神経炎を8例集めたという、世界最高水準の驚くべき演題でした。現在抗アクアポリン4抗体を持つ視神経脊髄炎の研究は東北大学と新潟大学が鎬を削る争いをしているはずですが、演者はそれに気が付いていなかったようでした。観察の内容も大変優れたものですから是非論文におまとめください。先月の神経眼科学会に新潟大の高木峰夫先生が(私も共著に入れていただいていますが)多施設からの症例をまとめて演題を出してます。まだ原著は世界中に無いはずです。

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5、ベーチェット病難治性ぶどう膜炎に対する抗TNFα抗体治療 野口三太朗
 この演題も丁度昨日調べてこのブログに掲載した抗TNFα抗体に関するものでした。なんて間がいいんでしょう。(⇒リンク)

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6、黄斑前膜に関する視神経乳頭OCT解析 真壁春菜
黄斑前膜はOCTで見て手術というのが今日のスタンダードです。私の診療所でも黄斑前膜が来ると医科歯科大学に連れて行ってOCTを調べて手術の適応を決めていただいています。(⇒私のブログの関連ページにリンク

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◎記念講演会は東京女子医大 教授の 大和雅之先生の再生医療本格化のための細胞シート光学 でした。自己の細胞から角膜上皮のシートを作ってこれを患者に移植するという西田教授が臨床で実現して居られる技術の開発にまつわるお話でしたが、そこまでの細胞工学の発展のお話も楽しく拝聴いたしました。海外から昨日戻られて、また明日から海外出張とのこと。ご多忙の中を仙台まで来てくださったのですね。

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終わりに:
最近、私も年を取ったのか昔の仲間と会えるのが無性にうれしくて、仙台にも今夏以来4回目です。懇親会でも多くの先輩や医局の後輩とも最近のお話ができて楽しい会でした。遠くから来たという事で私も懇親会の場で話をさせてもらい、またこのブログの宣伝を致しました。
願わくは、抄録を配っていただけると尚有難いです。医科歯科大学では、数ヶ月前に書録を集め、これにはスーーパーバイザーも共著にして分担を明らかにしています。その後の全国規模の学会でも抄録は手直しして使えますし、自著論文など何かの折に出典として使う事もできます。今後ご検討くださると良いと思います。

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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