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2008年10月8日

684 ”暗い灯りで本を読むと目が悪くなるというのは間違い”という記事を読んで

昨日の夕方、Jウエイブの記者高橋さんが私の医院を訪ねてくださいました。話題は親と子の目の健康についてのインタビュー。

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眼科医という職業を紹介して下さるという企画なのだそうですが、最初は極短時間ですが、英語で”私は誰でしょう?”見たいな自己紹介をさせられてまごつきました。そのときに話題になったのが2007年のBJMの記事です。

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この記事は”一般に信じられている医学に関する7つの誤った神話神話”というお話です。”暗い灯りで本を読むと目が悪くなるというのは間違い”というお話です。

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これは、私もネットで見覚えの有る記事でした。最近のプレジデントファミリーに載った記事にも引用されているのですが、再度調べてみると、元の記事はBMJ(ブリティッシュ メヂカル ジャーナル)の2007年12月6日号に出ていて、その記事がそのころの一般紙の英文雑誌のニュ-スにも引用掲載されていました。

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元の記事を読み直してみますと、7つの医学に関する神話を取り上げてそれが根拠のないデマであると説明しています。その中の4つ目の話題がこの。”暗い部屋で本を読むと目が悪くなるというのは間違い”という部分でした。

その部分を翻訳して引用してみます。
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ーーー引用ーーー
暗い灯りで本を読むと目が悪くなる

暗い灯りで本を読むと目が悪くなるという恐ろしい話が有る。これはおそらく眼精疲労の生理的体験を起源とするものでしょう。不適切な照明は焦点をあわすのに苦痛を感じさせます。また、特に意図的な斜視を起こせる人では瞬目速度が低下すると目の乾燥で不快を感じます。しかしこれらの効果は持続するものではありません。

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眼科の大多数のコンセンサスは、患者に渡すための教育素材によれば、薄明かりの中での読書は、複数の一時的な良くない効果を引き起こします。しかし、これが恒久的変化をもたらす可能性は低いというものです。自己免疫疾患で涙腺の炎症を起こすシェーグレン症候群の患者さんであっても、機能的緊張に関連付けられる視力低下は読書の終了と共に回復します。

近視に関する1つの総説論文は、暗いところで本を読んだり、本を近づけて読むような目を使う作業をすると、目の成長が妨げられて近視が生じるとしています。主な証拠とされた論文は、学歴の高い人々での近視の率が高いという疫学的なものです。

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著者の記述では、この仮説は科学的信用を得るために始めた程度のものです。過去数世紀にわたる読書をする条件であった蝋燭やランプに依存した明かりは、今よりはるかに暗いものであって、過去数世紀の状況は、暗い光で読書をすると近視が増えるという仮説を支持しません。この総説とは対照的に、オンラインでの専門家の意見は、暗い場所では目を傷つけることは無いとしています。
ーーー引用終了ーーーーー

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さてこのBMJという雑誌はイギリスの医学会が出版しているそれなりに権威の有るものですから、内容は嘘ではありません。最近流行の事実に基付いた医学という観点では確かに暗いところで読書をしても目が見えなくなる(あるいは近視になる)というエビデンスはないのでしょう。しかしBJMのホームページの記事には、別の先生がコメントをつけていて、”だからといって暗いところで本を読んでも失明はしないことを一般市民に伝えて何になるというのか?暗いところで本読む方が良いというわけではない。”と述べていました。

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子供の近視に関してはこのほかにもネットで探してみると、注目すべきいくつかの記事が見つかります。

”点灯した部屋で眠らされた乳児は近視になるかもしれない。”というのもその一つです。次回はそのお話をご披露致しましょう。

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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