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2008年7月4日

603星状硝子体症(アステロイド ハイアローシスasteroid hyalosis

アステロイド ハイアローシス前眼部本日の外来に結膜疾患の患者さんが受診しました。主訴とは関係ないですが、細隙灯で見るとレンズ後方に点状の浮遊物が多数見え、また眼底を見ますと白い星状の粒が霧状に硝子体の中に浮いて眼底がよく見えません。これがアステロイドハイアローシスです。このような患者さんにはどのような説明をするとよいのでしょうか?(管理頁

要点:アステロイド ハイアローシス眼底
星状硝子体症(アステロイド ハイアローシスasteroid hyalosis)=片眼の眼球内(硝子体)にカルシウムの石灰化した小塊が浮遊しています。原因になる糖尿病などの疾患を持つ事があってそれを考えてみる事は有用ですが、視力低下もなく、それ自体はほぼ無害です。眼底疾患の治療で同時に除去する場合以外は、通常は手術で取ることはしません。

閃輝性融解(硝子体閃輝症、synchysis scintillans)=硝子体内にコレステリンの小さな結晶が多数浮遊し、その粒はアステロイドハイアローシスよりも粗く大きく、下方に沈殿しています。硝子体への大出血後などの失明した眼に見ることが多いものです。

アステロイドハイアローシス(星状硝子体症)のやや詳しい説明:
アステロイド ハイアローシス眼底(コロンビア大)アステロイドハイアローシス(星状硝子体症:別名はアステロイド硝子体症、アステロイド硝子体炎)は片眼性で非炎症性の変化であり、小さな球状の粒子が、明らかに正常な硝子体のゲルの中に蓄積することで特徴付けられたる疾患です。(写真の出典
この状態は、一般住民の約1%に存在し、高齢者に現れ、男性により多く発症します。通常この疾患の発生には家族性は見られません。そして、この疾患は糖尿病、高血圧、アテローム性動脈硬化症、痛風、および遠視に合併しています。 その粒子は、硝子体の中を流動しますが、これはカルシウム石鹸(ステアリン酸カルシウムないしはパルミチン酸カルシウム)で出来ています。

アステロイドハイアローシス病理写真 図は硝子体閃輝症の病理写真(引用)です。左が複屈折を、右は脂肪染色とのことです。
それらは、ヘマトキシリン・エオシン染色では灰色に見えますが、適切に準備された標本では免疫組織染色で脂質とカルシウムが検出できます。 星状体は、PAS染色に陽性です。そして、それらは偏光顕微鏡を使用すると、 「マルタ十字」という複屈折の生き生きとしたパターンを示します。 アステロイドハイアローシス(星状硝子体症)は視力を低下させません、そして、患者はこのほかにもなんら眼の異常は訴えない無症候性のものです。 眼底の検査では硝子体の中に雪玉かクリスマス飾りに類似した無数の乳白色で星状のにごりを見ることが出来ます。アステロイドハイアローシス(星状硝子体症)は硝子体閃輝症synchisis scintillansやアミロイドージスと、時には臨床的に間違えられます。

閃輝性融解synchysis scintillans、
硝子体閃輝症(引用)(硝子体閃輝症、cholesterol bulbi)は特にまれな状態で、重篤な疾患の眼に見られるものです。この疾患はやはり硝子体内の結晶が特徴ですが、その粒子はコレステロールです。硝子体線維に付着して居ないので、眼を動かすと下に沈みます。この状態は重篤な病気の眼の末期に見られ、眼科医よりも病理医によって診断される事が多いものです。

Amyloidosis of the vitreous
また、硝子体のアミロイドーシス(Amyloidosis of the vitreous)もまれなもので、40歳以上に見られます。顆粒状で紐状の混濁が硝子体の中央に見えます。患者の半数ではその混濁の膜はレンズ後面に付着していて、小さな黄白色 の点が硝子体繊維についています。(図の出典

(http://www.revoptom.com/handbook/oct02_sec5_2.htmなどを参考にしています。)

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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