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2008年6月1日

577 流行性角結膜炎 (続報)

江東区南砂の清澤眼科医院近隣の幼稚園や保育園でアデノウイルスによる結膜炎(流行性角結膜炎)が流行の気配です。
流行性角結膜炎
(図の出典

眼の違和感と充血が強く、目脂も出ます。それ自体は大概は点眼治療で数日でよくなりますが、角膜に混濁を残す事もあります。お友達やご家族への感染にも十分ご注意ください。この疾患は学校伝染病に指定されていて、よく人に移ります。

5目脂を調べるアデノチェックで即時に確定できますが、初期であるために陰性であったり、検査では陰性だけれどもまず間違いないという症例も少なくありません。以前は夏のものでしたが、最近は季節性が失われて季節を問わない流行を示すようになっています。⇒当ブログの以前の関連記事にリンク”

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流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)(EKC:epidemic keratoconjunctivitis)はウイルスで起こる急性の結膜炎のことで、別名「はやり目」ともいわれ、伝染力が強いです。学校保健法 学校伝染病の一つで、伝染の恐れがなくなるまで登校禁止と規定されています。

アデノチェックが陽性ならクリアーに学校の欠席を指導します。しかし、お子さんのお友達が結膜炎で保育園に来ていたらいやでしょうと説明し、休園を促しますが、疑い例の小児患者はその指導に苦慮します。この流行性角結膜炎としていったん欠席しますと、登校再開には医師の完治の診断書(治療ではないので保険適用外で、原則有料です)が必要です。

主にアデノウイルス8型により引き起こされますが、19型・37型によっても引き起こされます。以前はプールでうつる夏の病気でしたが、近頃では一年中見られるようになっています。

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結膜炎と角膜炎を起こすので、角結膜炎と呼ばれます。充血し、眼脂(めやに)が出て、ひどいときには「めやに」で目が開かないくらいになります。瞼の腫れや耳の前のリンパ節が圧痛を伴って腫れる事も有ります。”

ウイルスへの暴露後1~2週間程度の潜伏期の後に発症しますから、あそこであのときに移されたとは分りにくいです。基本的にこの疾患の感染は飛沫感染ではなくて、接触感染と考えられています。地下鉄のつり革等がウイルスで汚染している可能性もありますので外出から帰ったら、手洗いを励行なさってください。

感染してしまいましたら、回りの人への感染に特にご注意ください。

開業医はともかく、大きな病院は一般にこの疾患の患者さんを歓迎しません。院内で他に感染を広げる恐れがあるからです。アデノチェックを行って感染が確定すると、説明もそこそこに”一週間は来ないでください”というニュアンスのことを言われるかもしれません。

しかし、別の記事に書きましたように、角膜障害が強まると視力の低下をきたす事もありますから、変化に対応した診療が必要です。更に、小さな眼の異物による充血や眼内の炎症をこのシンプルな結膜炎と誤認する恐れもありますから、充血の訴えには慎重な対応が求められます。

また、白内障手術などで入院予定の日に病院に行くと、まず結膜炎の有無が問われる病院が多いと思います。それもこの結膜炎にかかりますと手術も出来ませんし、また入院中に他の患者さんに移す恐れがありますので、白内障などの通常疾患での入院は延期にするからです。この場合には他日を期して結膜炎を早く治してください。

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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