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2008年4月17日

553 小児内斜視の発病率と病型

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小児の内斜視は私たち眼科医を訪れる疾患としても重要なものです。その頻度は教科書に書かれているのでしょうが、2007年のOhthalmologyにもその調査結果が載っています。
Greenberg AE et al.: Ophthalmology 2007、114:170-174.

2ミネソタ州オルムステッド郡の19歳未満の小児を対象とし、内方への変位が10プリズム以上(1メートルの距離で10センチメートル以上)の眼位ずれを分析しています。対象になったのは385例で年間発生率は19歳未満の人口10万人当たり111人ということです。この発生率は6歳以下の小児の2%の累積有病率に相当します。

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各型の比率は
完全調節性内斜視 36.4%
後天性非調節性内斜視 16.6%
中枢神経系以上に伴うもの 11.4%
部分調節性内斜視 10.1%
先天性内斜視 8.1%
感覚性内斜視 6.5%
麻痺性内斜視 6.5%
不明 3.4%
その他 1.0

5です。調節性内斜視と部分調節性内斜視をあわすと40%になりますが、その他の中枢神経系に問題があるものも混じっていますので、たかが斜視と思わずしっかりと原因を調べなおす注意が必要です。

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