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2007年12月5日

465 第4回眼瞼・顔面けいれん友の会例会 質疑応答集(抜粋要約版)

第4回眼瞼・顔面けいれん友の会例会 質疑応答集(抜粋要約版)
23眼瞼・顔面けいれん友の会の会報編集担当の黒沢さんから(December 01, 2007 9:23 PM)会報の記事確認のお願いというメールをいただきました。曰く
”眼瞼・顔面けいれん友の会の会報の第6号に載せる記事の確認をお願いしたく、、例会の時の質疑内容の一部を載せることにしました。ついては、記事の確認を、、”
ということでした。先走ってすみませんがこの原稿を此処に収載します。やや長い私の記録は末尾にリンクします。

第4回眼瞼・顔面けいれん友の会例会 質疑応答集(抜粋要約版)

18Q①
甲状腺機能亢進症薬「プロパジール」と睡眠剤「レンドルミン」の副作用で痙攣が起こることはあるか。
A①
デパス等の抗うつ薬では、副作用として眼瞼痙攣が起こることが知られている(清澤)。

8Q②
ボトックス注射の積算総量制限について、量、回数、期間はどのようになっているか。
A②
積算総量に制限はなく3ヵ月たてば自然に消失する。回数や期間にも法的、医学的制限はない(清澤)。

7Q③
時々痙攣が止まることがあるが何故か。
A③
ドライアイが改善して角膜への刺激状況が変化、反射をコントロールする抑制系の改善、センソリートリックが働く、湿度や寒さからの開放で春一番は調子が良い等かと思うが、妥当な答えはない(清澤)。

6
Q④
顔面痙攣で口元が歪み飲み物をこぼしたり、笑顔が不自然になったりする。何か良い方法はあるか。
A④
顔面神経麻痺の症状ではないか。ベル麻痺などの顔面神経麻痺は陳旧化すると、異常な神経の再生を伴って片側顔面痙攣様になることがある。あるいは口の周りのボトックスが強すぎて顔面神経麻痺になったのか。口周りの一点での注射量は一般に、眼の周りの一点の半量でよい(清澤)。

5Q⑤
眼瞼痙攣、顔面痙攣は昔からあった病気なのか。昔の治療法は。今現在どれ位の患者数がいるか。
A⑤
昔からあり、アーテンはさほど効かず、顔面神経切除は血だらけになっても効果はそれなりだったからボトックスは治療のブレークスルーである。これが効かないなら、術者が未熟で投与の一点量が圧倒的に少ないか、痙攣が強すぎて通常の対策では足りないか、と想像する(清澤)。患者数は薬使用許可が出た頃で八千人、現在二万人程度と説明があり。まだ気づいてない潜在患者は相当数居るように思われる(藤江)。

4Q⑥
眼瞼痙攣、顔面痙攣は今後障害認定(特定疾患への指定のことか?)の可能性はあるか。
A⑥
特定疾患の指定を受けるのは難しい。大学の有力な教授や研究者の協力も得て運動すべきである。(注:現在、請願の署名が集められてます(清澤)。)

3Q⑦
注射を受けているが、瞼が象皮のように皺だらけになり気にしている。注射と関係ないのか。
A⑦
瞼の皮膚を異常に収縮させた結果おきた眼瞼の皮膚弛緩症。原因はボトックスではなく、瞼の皮膚に持続的な異常痙攣があって伸びたもの。なれた医師はその辺の余剰な皮膚を、柳の葉の形に切除できる。①加齢②注射をしている筋肉の衰え③眼瞼痙攣の結果→ボトックス注射の部分が動かず、周りが動くので皺がよるなどを考える(清澤)。

31Q⑧
頭部痛・足元が不安定・頭の中がキンキンと響く、このような症状は、眼瞼痙攣と関係があるか。
A⑧
関係ない。この症状は海綿静脈洞部の動静脈シャント(CCF)と思う。この疾患は動脈から静脈に血液が漏れて、心拍に合った拍動性の雑音が耳の奥で聞こえると訴える。物が二重に見えたり、眼が充血することもある。少数は頭痛を訴えるが、他の症状を持っているように思える。合併症ではないし、老眼も関係ない(清澤)。

24Q⑨
クラッチ眼鏡とは、どのようなものですか?老眼が進むこともあるか。
A⑨
メガネの蝶番部分に付けたピアノ線のバネで上瞼に触れ、センソリートリックを利用して開瞼をさせようとする道具です。老眼は好発年齢が眼瞼痙攣と重なるが、老眼それ自体は痙攣や眼瞼とは関係ない(清澤)。

21Q⑩
①ティアバランス点眼薬とメチコバール錠(一人)②リボトリールとアーテン(一人)を使用しているが症状は変わりません。何か他に良い薬があるか。
A⑩
リボトリールは眠くなるがそれなりに眼瞼痙攣を抑える効果があり、メチコバールはおそらく無意味である。ティアバランスは人工涙液で保湿効果が多少有効である。私ならボトックスの投与の前に点眼液の投与、風除けメガネ処方、加湿器設置勧告、涙点プラグ挿入、そしてボトックスの説明と順に治療を進める。ボトックスをうってもきかない人にはアーテンやリボトリールを処方している。(清澤)

15Q⑪
神経内科で注射とリボトリールを併用している。心配されていないが長期服用で、確かに症状は進行しているが関係あるか。初めは目だけだったが、6年続けたら口元まで歪む。薬とは関係なく進行する病気なのか。
A⑫
処方している医師と相談すること。本当にその人に薬があっているか再調査すること。一度薬をやめて、要否の判断をすること。リボトリールは一日三錠を一年間も服用すると、依存性があるので、急にやめると具合が悪くなる恐れがあるので医師と相談すること。ジストニアという病気は進行するので、進んでいく場合は、神経内科の医師が必要になる(清澤)。

14Q⑬
眼瞼痙攣・メイジュ症候群・ジストニアの関連、区別、症状、原因はどうか。
A⑬
頭頸部ジストニアの一部に眼瞼痙攣もメイジュも含まれる。メイジュは両側の眼瞼痙攣に口の不随意運動が加わったものだが、一部の医師は両側の眼瞼痙攣をメイジュと呼ぶ。眼瞼痙攣とメイジュ症候群の違いは脳内のジストニアを引き起こす病巣の広がりだけの違いかと思う。片側の眼瞼痙攣がメイジュに変わることもあるかもしれない(清澤)。

13この会での私の応答は 358 眼瞼けいれんに関する質問とお答え;第4回友の会用質問の答、清澤暫定版 2007年06月08日にも記載しています。多少印象が違うかもしれません。そちらもご覧ください。

なお、この第4回眼瞼痙攣・眼面痙攣友の会の総会は2007年6月11日に開催されました。

第一部
まず若倉先生のビデオレターでの眼瞼痙攣の説明。
その後が私(清澤)の最近行っている眼瞼痙攣治療法の概要説明と最近の世界の治療法の動向の報告。
井上眼科病院の荒川看護士長さんからは、患者さんを思う心温まる発表。

第2部
はがきで寄せられた質問20題への私(清澤)と藤江先生からのお答えをいたしました。

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