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2007年8月27日

401”体外離脱感覚out-of-body experiencesを再現 仮想現実ゴーグルで”の記事

out-of-self experience体外離脱感覚を再現 仮想現実ゴーグルで という記事が共同通信社から配信されているとメーリングリストが伝えてきました。

この記事を引用してみます。

06引用

”【ワシントン23日共同】肉体から魂が抜け出して自分の身体を外側から眺めている-。こんな「体外離脱」の感覚を、仮想現実を体験する装置を使って再現する実験にロンドン大の研究者が成功、24日付の米科学誌サイエンスに発表した。

単なる想像の産物と思われていた感覚を科学的に説明できる可能性が出てきたという。

07
 ロンドン大のヘンリック・エーソン博士は、健康な被験者をいすに座らせて2メートル後ろにビデオカメラを置き、このカメラで撮影した被験者の後ろ姿を映し出すスクリーンのついたゴーグルを着用させた。

 カメラの前で棒を上下に動かし、同時に被験者の胸を棒で触れて同じように動かすと、多くの被験者はカメラの方に自分の体があり、別人を後方から見ているような感覚になったと回答した。

 この体験をした後、ハンマーをカメラに向かって振り下ろすと、被験者は恐怖を感じたような神経反射を示した。あたかもカメラの方に自分の身体があるかのような反応と解釈できるという。

 エーソン博士は「視覚と触覚を別々にしたことで脳の知覚情報の処理が混乱し、実体のない身体を感じるという幻覚をつくり出したのではないか」と指摘している。

引用終了

09感想:このような心理状態の脳をファンクショナルMRIかPETの脳内糖代謝イメージなどで捕らえたら面白い実験になりそうですね。(何で評価したかが、この通信社の記事にはぬけてます。)

01
自分の姿が後ろから映されたビデオモニターを見せ、触覚などの体性感覚とその画像とを対応させる事に慣れさせておいて、体性感覚の伴わない画像に危険を思わせる映像を映せば何がしかの別の感覚を感ずるというのは十分ありうる話と思います。

02
脳のどの部分にある感覚なのでしょうか?

パブロフの犬が示した条件反射のような現象でしょうか?

サイエンスは世界でもっとも有名な科学雑誌ですから、まもなくその内容はネットでも日本語でも見られます。この号にはもうひとつ似た内容の論文が出ていて、それも併せて読むように薦められています。

out of self oxperiencesこの論文のポイントは”自分の体の外にに自分の体があり、別人を後方から見ているような感覚”が脳の中に作られることが心理学的に確かめられつつあるということのようです。だとすれば、その働きは脳のどこにあるのかというのがやはり次の疑問にはなると思われます。ここ10年くらい医学部の解剖学や生理学で行われる研究と文学部の心理学で行われる研究との境界は、ますますなくなってきています。

(本文読後、追加記載を予定。)清澤

03体外離脱はout -of- body experiencesの訳語であり、金縛りという現象に通じたもののようです。
out-of-body experiencesとgoogleで引けば多くの画像に出会えます。但し、それらのページに記載された内容の少なからぬ部分は科学とは言いがたいオカルト世界の情報です。
今回この言葉が心理学からサイエンス誌に取り上げられたことは、実際にこのような感覚が人間の中に存在することを世界が認めたということかもしれません。

ちなみにこんな本もありました。
対外離脱を試みる

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