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2007年8月11日

394d 眼科で使える抗リン脂質抗体症候群の治療法

はいび7抗リン脂質抗体症候群の治療

急性期の動静脈血栓症の症状に対しては、通常の血栓症の治療に準じて、ウロキナーゼやヘパリンを使った抗凝固療法が行なわれます。

慢性期には、再発予防のために少量のアスピリンなどが投与され、程度によってはワーファリンが使用されます。

はいび3
抗リン脂質抗体が陽性の場合でも、血栓症の既往や症状がない場合には積極的な治療の必要性はなく、通常経過観察のみでよいとされています。

高齢者や血栓症のリスクが高いと思われる患者には、少量アスピリンを予防的に投与することもあります。血小板減少があり出血症状ければ通常は経過観察のみです。

続発性の抗リン脂質抗体症候群(APS)では、原疾患に対する治療とともに抗凝固療法を行います。

はいび4原発性の場合には抗凝固療法が主体とされます。抗凝固療法は、抗血小板剤(アスピリン少量、塩酸チクロピジン、ジピリダモール、シロスタゾール、PG製剤など)、抗凝固剤(ヘパリン、ワルファリンなど)、線維素溶解剤(ウロキナーゼなど)などを含み、病態に応じ選択されます。(これも眼科医よりは内科医師が処方するでしょう。) 

はいび8
ステロイド剤と免疫抑制剤は、基礎疾患にSLEなどの自己免疫疾患がある場合などに併用されます。これらの免疫抑制療法は抗リン脂質抗体(aPL)の抗体価を低下させますが、ステロイド剤の多量投与は易血栓性をみるため注意が必要です(この点には特に注意なさってください)。

その他、病態に応じ血漿交換療法やr-グロブリン療法が併用されることがあります。(これも膠原病内科の専門家の治療領域と思われます。)

はいび5
抗リン脂質抗体症候群による視神経炎の特徴についてももう少し追加の記載を予定します。暫時お待ちください。

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

関連項目へ繋ぎます。
394a 抗リン脂質抗体症候群に伴う眼症状 ⇒リンク
394b 抗リン脂質抗体症候群の採血では何が見られる? ⇒リンク
394c 抗リン脂質抗体症候群にみられる諸症状⇒リンク
394d 眼科で使える抗リン脂質抗体症候群の治療法 ⇒リンク

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