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2007年6月26日

373 Horton syndrome, 群発頭痛,cluster headache

ゆり7私のブログをHorton’s syndromeで尋ねてくださった方が居りました。 (管理頁

Horton私のブログに登場していたのはカリフォルニアの神経眼科医で1930年代にアメリカ・メイヨークリニックで「ヒスタミン頭痛」名づけ、群発頭痛を研究したHortonさんではありませんでした。(Horton BT:Histaminic cephalalgia. Lancet 2:92-98,1952)

ゆり8しかし、この群発頭痛を調べてみますと、あながち眼科に関連の無いものでもないですからここに解説ページを作って見ます。

群発頭痛
参考にするのは頭痛大学という膨大な頭痛に関するホームページの中にある
群発頭痛cluster headacheおよびその近縁疾患(TAC)です。私には自験例がありませんので治療法などはそちらの本家をお訪ねください。

ゆり9群発頭痛とは

一側の眼窩部およびその周囲の激しい頭痛が、短時間(15分~180分)、日1~2回(1回/2日~8回/日)出現するものです

クラスターとはぶどうの房のことで、米軍のクラスター爆弾などというように使われます。この房のように痛みの発作が群発する群発期は年に1~2回のことも、また数年に1度のこともあります。

ゆり10頭痛大学の編者は群発頭痛の特徴は「7つの一が並ぶ頭痛」と解説しています。
1年に1回 、1ヵ月間 、1日に1回 、1AM頃に 、1側の眼が 、1時間 、1番ひどく痛む頭痛野のだそうです。

20~30歳代の男性に圧倒的に多く(男女比 5:1)、片頭痛が女性に多い(男女比 1:4)のとは異なっています。

頻度が比較的まれ(有病率約0.07~0.09%)なために三叉神経痛や片頭痛と誤診されやすいそうです。 群発頭痛は内頸動脈の神経原性無菌性炎症と想定されているとのことです。

ゆり11またこの群発頭痛の同義語・別名には次のようなものがるそうです。
毛様体神経痛(ciliary neuralgia)
頭部肢端紅痛症(erythro-melalgia of the head)
ビング顔面紅痛症(erythroprosopalgia of Bing)
血管運動麻痺性片側頭痛(hemicrania angioparalytica)
慢性神経痛様片側頭痛(hemicrania neuralgiformis chronica)
ヒスタミン性頭痛(histaminic cephalalgia)
ホートン頭痛(Horton’s headache)
ハリス・ホートン病(Harris-Horton’s disease)

もう25年も前ですが、南東北眼科研究会(福島医科大学、山形大学、東北大学の眼科が共催)で当時酒田市民病院の院長をされていた桑島冶三郎先生が一例の顔面紅痛症症例を発表されていたのを覚えています。確かにひどい眼の痛みと眼の周りの皮膚の紅潮の発作を主訴にした症例であったようでした。私のように不勉強ですと、25年もたって、やっとこの症例が偏頭痛とは別の疾患であったことがわかるというわけです。

ゆり12
早速このページを印刷して桑島先生にお送りしましょう。

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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