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2007年6月26日

◎外斜視についての質問と答え

409◎[286/298] 2007-06-26 1182816664
使徒さんからの相談  [外斜視について]

はじめまして。斜視についてご相談あってメールしました。幼い頃から右目が弱視で視力低下に伴い右目が完全に外を向いてて醜い目つきから自然と人と顔合わせるのが嫌になってしまいずっと悩んでいました‥。そんな時にテリー伊藤さんの斜視手術の様子をテレビで観て自分も手術を検討しようかと思ってます。しかしながらどうしても不安と痛みの心配の方が大きくてなかなか決心するまで至ってないのが現状です。そこで良かったら斜視手術する際の手術方法と手術の流れ(時間や痛み)‥あと、右目をある程度真ん中に戻した際に左目が逆に外に向いたり視力が落ちたりして左目に影響を及ばないのか、手術後はどのくらいで腫れ、赤みがなくなるのか‥など少しでも分かれば前向きに手術受けてみようと思えるはずなので先生のご意見をお聞かせ下さい。 どうか よろしくお願いいたします。 ちなみに3~5歳の時に一度、斜視手術をしたと親から聞いています。今現在、左目の視力は1、2の乱視であります。右目は色と形の識別はだいたい分かりますが全体がぼやけてはっきりと見えない状況です。

お答:
御相談下さり、ありがとうございます。
然しご相談のケースは手術が難しいケースではないかと拝聴します。
成人の外斜視の手術は、局所の麻酔を結膜から注射で置き(五分)、内直筋をはずして後方に下げる(15分)、次に外直筋を露出して短く短縮して前方に縫い付ける(15分)という程度の局所麻酔下での手術ですから、白内障の手術よりも難易度は低い手術です。
しかし、どの筋をどの位動かすかの決定には高度の知識と経験が必要です。
このような(小児ではない)成人の斜視は、少なくとも県内では斜視手術の名人と呼ばれるくらいの眼科医でなければおそらく手を出しません。
2歳以後に片眼の視力を失いますと、廃用性外斜視(2歳以前では廃用性内斜視)になるといわれています。
ご相談の男性はどうも反対眼の視力が現在は良くないようですから、視力低下があってその結果で斜視になったのではないかとも疑われます。
?それとも斜視があって使わなかった眼がすでに弱視になってしまっているのか?
いずれにしても良い斜視手術の適応ではなく、手術でよい結果を得るのは困難かもしれません。
斜視の手術は手術後に両眼視を獲得してこそ、まっすぐに両目が向いているという正位で手術後の良い眼位が保たれますので、片眼の視力がない場合にはまた徐々に元のずれた眼位に戻ってゆくことが予想されます。
原因が外傷であったり、脳腫瘍や虚血などの何らかの原因であって、後天性に眼筋が麻痺して眼位が外斜視になっている場合には、両眼で見る力は強いので、やや無理やりに斜視手術をして両眼を正面に向けてやれば、結構両目で見られる場合があります。
テリー氏の場合は外傷が大学生のころということは、斜視の発生時には両眼視がもう十分にできていた場合に含まれますので、手術でかなり強引に正面を向けられる場合であったのではないのかと推測します。
いずれにしても、私は伝聞だけであなたの診察をしたわけではありませんので、御地で斜視を手がけている有力な先生か、または大学病院など斜視学も含めた各分野の専門家を集めているような施設を探されて、直接ご相談になるのがよろしいでしょう。

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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