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2007年6月5日

355 子供の眼鏡の視力はどうする?

栗たんさんからの相談  [こどもの眼鏡を作るにあたって]を掲示します。
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ayame5質問:
9才の娘で裸眼視力が0.1程度です。1年前に0.7程度見える眼鏡を作りましたが、今その眼鏡で0.2程度しか見えなくなったので、新しい眼鏡が必要になりました。

ayame8そこで、私はまた0.7程度見えるレンズにしようとしたら、主人から「1.2程度見えるものを作った方がいい。最近の眼科処方の考え方は、中くらい見えるより、きちんと見えるようにするようになってるはずだ。」と言われました。

最近の処方箋の出し方(考え方)の状況を教えて頂けますか?特に、成長中のこどもが眼鏡を作る場合、強矯正の方がよいのか知りたいと思い、相談させて頂きます。

ayame7お答え:
ご相談ありがとうございます。これだけメガネを大事に考えてくださる両親を持ったお子さんは幸福です。

ayame9が、この場合はあなたの言う様に”やや弱めのめがねを作る”のが正解です。

もう少し詳しく説明しますと、教科書的には”最良の視力を与える凹レンズ(近視のめがね)のうち、もっとも弱いものを選べ。”とされています。その意味ではご主人の言葉が正しいのですが、どうしても強めに傾きやすいので各眼の視力を0.7-0.8程度の抑えて、両眼視で1.0がやっと読める程度にするのです。

ayame10それは、過矯正のめがねを掛けさせれば子供では容易に近視が進むからです。
近視の場合には、作った眼鏡での視力がちょうど1.2なら許せるのですが、オートレフと言う測定機械が示す値は(1.2を出すめがねではありますが、)通常は強すぎる数値を示すので、その値でそのままには作ってはいけないよと言うのが鉄則です。

ayame11そのためには、赤と緑で示した視票を並べて見せ、赤がわずかにはっきり見えるというあたりのレンズを選ぶと(色による屈折率の差によって)ちょうど良いレンズが選べるとされています。眼鏡を合わせに行き、最後に緑と赤のマークを見せられたらこのテストだとご理解ください。

(量販店などではオートレフそのままの値で1.2の矯正視力が出る過矯正のめがねを作ってしまう場面が散見されます。)

ayame2しかし、逆にめがねを掛けさせない、あるいははるかに弱いめがねのままにしておこうというのはまた大きな誤りで、それでは黒板が見えませんので授業についてゆけないと言うこともおきえます。眼鏡は物を的確に見るためのよい道具です。

(この議論はすべて単純な近視についての話で、遠視や乱視を含む場合には強めにめがねは作って眼の緊張を最小にしますので決して混同はしないでください。)

ayame13いずれにしても、決して直接眼鏡店にめがねを買いに行くと言うことはしないで、眼科の担当医に処方箋を決めていただいてから作ると言う原則を守ってくださいね。

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眼科での診察料は3割自己負担の初診でも保険で2400円程度(江東区の3年生までなら自己負担なし。)、メガネは少なくても1万円から5万円程度はするのですから、眼科診療をパスして2400円節約したつもりでも、場合によってはしばしば使えないメガネを高く買い、たんすの上の眼鏡が増える結果になります。

ayame12眼科医では処方した眼鏡がさまざまな理由で実際に装用できない場合も、眼科医は処方訂正として、その眼鏡の作り直しを眼鏡店に依頼することもいたします。

良い眼鏡ができるといいですね。

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アヤメの花の写真は相川さんの撮影によるものです。

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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