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2007年3月31日

313 ドクターの四方山話 その4 (結膜下出血、老視化した近視、遠視性弱視の治療など)

とれぼーの平成19年4月号のドクターの四方山話 その4の内容です。(管理頁

03313多くは心配のない結膜下出血。でも原因次第では…。
幼児の遠視性弱視は眼鏡で視機能を回復して克服

飛蚊症やコンタクトでお悩みのご質問者が多いようですね。今回は次の3点にお答えします。03316右白目の半分が真っ赤に染まり、眼科の治療で収まったが、1ヵ月後左に同じ症状が。

結膜下出血と思われます。痛くも痒くもありませんが、白目部分が赤くべったり染まるので、多くの患者さんは驚いて駆け込んできます。これは結膜下の血管が一部破れて出血したもので、1~2週間、強いものでも1ヵ月で、自然に吸収されます。
 多くの場合、放っておいても問題はありませんが、眼になんらかの外傷を受けた、眼やにや痒みを伴う、また頻繁に繰り返すときは、そのことを眼科医に伝えて、早急に指導を受けましょう。
032910 眼外傷では、出血に隠れた深い傷に対して早急な手当てが必要です。眼やにや痒みを伴う場合は感染性の急性結膜炎が考えられ、治療だけでなく周りに感染させない工夫が必要です。
 発熱を伴う場合は、猩紅熱、マラリヤ、ジフテリアなど日本では稀な疾患も疑ってみることがあります。また繰り返し結膜下出血を起こす場合は、貧血、白血病などの出血性素因をもつ疾患や、高血圧、糖尿病、動脈硬化なども考えなければなりません。この場合、眼底出血で失明することもあるので、内科での血液検査をお勧めするケースもあります。出血そのものより原因が何かが問題なのです。

0313110強い近視でコンタクトを装着
していますが、細かい文字が疲れます。疲れない方法は?

 近視でも、老視(老眼)にはなります。遠くが見えるメガネやコンタクトレンズで手元の細かい文字を読むと疲れるのは、やはり調節力が弱って老視が始まっているのでしょう。
 遠近両用の眼鏡に変えるか、コンタクトレンズを弱めにして近くも見えるようにするか、コンタクトの上から近見用眼鏡をかけるなどが考えられますが、最近は、遠近両用のコンタクトレンズもでてきました。使いやすいとは聞いていませんが、試されてもよいでしょう。

0313111遠視性弱視の5歳児。眼鏡である程度視力回復しましたが、次の受診は1年後。このままでよいのでしょうか?

 幼児の場合、砕けた言い方をすれば、片方の眼に遠視や乱視が強いと、見えるほうの眼だけでものを見て、片方は休み癖がついてしまいます。結果、片方の眼の視機能が十分に成長せずに、弱視になることあります。 その治療は、眼鏡をかけることにより休み癖のついた眼に、正しい視覚刺激を与え、視機能の発達を促します。片方の視力が伸びにくい場合は良いほうの眼を覆い、弱い眼の発達を促すアイパッチ治療もあります。
0313112 これらの場合、視力だけが問題なのではなく、同時に左右の眼で見る能力(同時視)、左右の眼から入る画像を足し合わせてひとつの画像として見る能力(融像)、両眼で見る画像のわずかな変形を手がかりに立体的にものを認識する能力(立体視)なども合わせて、考えていかなければなりません。
 ご質問の場合、いったん視力がでても、眼鏡の装用を中断することなく、定期的に視機能発達の状態を、眼科医に判断していただくとよいでしょう

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。これからも説明を書きますので質問をお寄せください。

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