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2007年2月26日

290 加齢とともに多く発症する白内障と緑内障

02265タンポポ加齢とともに多く発症する白内障と緑内障
自分の目の状態を正しく捉えて、うまく付き合おう
管理頁) 

 眼科の第1回目は、比較的年齢の高い方に多くみられる白内障と緑内障について、お話しいたしましょう。

02264椿大部分の白内障は
加齢による水晶体の変化

 
 40歳を過ぎるころから、目の中のレンズ、水晶体に白い濁りが生じてきます。これが白内障といわれるもので、加齢による水晶体の変化といえます。稀に、生まれつき水晶体に濁りのある先天性白内障や遺伝、放射線や赤外線照射、ステロイド剤などの副作用によるもの、またブドウ膜炎等の目の病気による続発性白内障などもありますが、大多数は加齢による老人性白内障です。いわゆる目の老化ですね。一般に60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上になるとほぼ100%の人に白内障が認められます。  

 症状は、視力低下や目のかすみ、明るいところへ出るとまぶしい、眼鏡をいくら調整してもあわない、 ぼやけて二重、三重に見えるなど。白内障だけでは痛みや充血は起こりません。ただ、濁りの程度や状態によって症状には個人差があり、加齢とともに進行します。視力がかなり下がった、まぶしさが耐えられないなどと感じるようになったら、手術を考えてもよいでしょう。

02263赤花 手術の成功率は高く、比較的安全といえます。しかし、「簡単な手術」と安易に考えるのは間違い。どのような手術でも、思わぬアクシデントは起こり得ます。緑内障や網膜の病気など、合併症がある場合は、手術後に満足のいく視力にならないこともあります。手術前に、主治医の話をよく聞き、その良い点と悪い点を十分考えて、判断されたほうがよいでしょう。

 通院でも手術は行えますが、可能であれば2、3日入院して手術を受けたほうが、眼のためにも、手術後の安全という意味からもよいでしょう。

02261視神経が枯れていく緑内障は
眼圧を上げないケアが大切
 

 人がものを見る場合、外からの光は、角膜、虹彩、水晶体、硝子体を通り、網膜でピントを結び、電気信号に変えられます。これを視神経が脳の視覚中枢まで伝達して、はじめてものが見えたことになるわけです。

 緑内障は、このなかの視神経が、おもに眼圧によっておかされて、ものが見えにくくなる病気です。眼圧を上げる要因としては、近視、遠視など眼球の形状や、眼圧を一定に保つ働きをもつ房水が、うまく排出されないなどが考えられます。

 この房水が急激に排出されなくなるのは急性(閉塞隅角)緑内障。激しい頭痛や目の痛み、腹痛、嘔吐などの症状が出ます。中年以降の女性に多く発症し、対処が遅れると失明のおそれもあります。

02262 しかし、大部分の緑内障は慢性(開放隅角)緑内障で、こちらは自覚症状に乏しく、徐々に目の機能は悪化していきます。緑内障であることに気づかずにいる人はかなり多いと思われます。気になる場合は、眼底検査を行い、異常があれば、視野測定で診断できます。点眼薬等で眼圧の上昇を抑えていくのが治療の主流であり、手術が必要なケースは少ないと思われます。

 緑内障は完治させるというものではなく、高血圧などと同じように、眼圧が上がることのないように、うまく付き合ってゆくことが重要といえます。

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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