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2007年2月17日

285-2 涙ーこの神秘の世界ー山田昌和先生講演を聴いて

山田先生のご発表の聴講記録です。
0201021、”涙ーこの神秘の世界ー”、東京感覚器センターの山田昌和先生

ドライアイは成人の10-15%が悩んでいる疾患で、涙液の減少によるもの(シルマーテストの短縮で診断される)と涙液の不安定化によるもの(これは涙液の表面の平坦な反射が崩れるのに要する時間、すなわちBUT brake up timeで診断される)に分けられます。このうちでも、涙液不安定型のドライアイの頻度が圧倒的に多く、これにはマイボーム腺の機能不全、コンタクトレンズの装用に伴うもの、VDT作業によるものなどが含まれて居ます。

020201涙液は表面から順に油層、水層、ムチン層の3層から出来ていますが、涙液不安定型のドライアイでは涙液の油層に含まれるリン脂質成分が減少しており、特にコンタクトレンズ装用に伴うものではレンズに付く蛋白質に含まれるリン脂質の分解酵素がその減少に関与しているという話をなさいました。

020203さらに、VDT作業従事者では確定30%、疑い30%程度の高いドライアイの存在があるのですが、オフィス周り、デスク周り、眼の周りのそれぞれのレベルでの改善策があるというお話が聞けました。

山田先生はいつもながら、自分の示したいことを支持する先人のデータを過不足なく見せ、自分の示すべき内容を示す自分のデータを的確に配したオリジナリティの高い発表で、実用的な知識も多く大変参考になりました。

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