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2007年1月24日

263 ミュンヒハウゼン症候群

ミュンヒハウゼン症候群(ほら吹き男爵症候群、虚偽性障害)

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1)仮病で注意を引くミュンヒハウゼン症候群

ミュンヒハウゼン症候群は精神の問題が身体症状の根底にあり、意識的に身体的であったり身体的であったりしますが、某かの疾患の症状があるふりをする病気です。直接的な経済的保障などを求めるのではなく怪我をしたり病気で有ったりすると人に見られそのように大事に扱われることを目的にしています。

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ミュンヒハウゼン症候群は精神的な困難に直面して起きる精神的な疾患と考えられます。繰り返し病気のふりをし、治療を求めて病院から病院へと渡り歩くこともよくあります。

しかし、ミュンヒハウゼン症候群は、ただ単に症状をでっち上げて病気のふりをしているだけではなく、重大な感情問題が関連した複雑な障害です。

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この障害がある人は通常、かなり知的で機知にも富んでいて、病気のまね方だけでなく、医療の知識も十分にもっています。

言葉巧みに症状などを訴えて入院治療にもちこみ、精密検査や治療、ときには大手術が必要な患者だと思わせることができてしまいます。

虚偽は意識的に行われているものですが、その動機や人の注意を引きたいという欲求はほとんど無意識です。

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Munchausen Syndromeはドイツに18世紀に実在し、作り話が多かったミュンヒハウゼン男爵(ほら吹き男爵)から来ています。症状の多くは胸の痛み、胃の痛み、発熱などの身体的なもので、精神的なものはまれです。

眼科では眼瞼の下垂や視力の低下などを訴えることが想定できます。

実際の症状を演出するために患者は様々な方法を使います。うその症状を述べたり、自傷行為を行ったり、時には尿を汚染させて検査結果を変えたりもします。

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次に挙げる様々な症状には特に注意を要します。
 
印象的で有るが、話すたびに変わる病歴。はっきりしない症状を訴え、それが治療によって変わる。病院や病気に対する過剰な知識や多くの手術跡の存在。テスト結果が陰性だった後で追加的に示される新たな症状。医学的な検査を受けたがること。 多くの町の病院や診療所での受診歴、家族や前に治療に従事した人と今の治療者が話そうとすることに対して示す落胆の態度。

原因は不明ですが小児時に虐待されたり無視されりした経験に関連があるという説があります。それに、過去の入院経験も発症に関連する場合があります。人格にも問題がある場合が有るとされます。

その頻度は明らかではないのですが、単一の患者が何回も見つけられていることも有りうるので統計での頻度は当てになりません。

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患者が”正直”ではないのでその診断は難しいです。その診断を疑う前にあらゆる診断手技を用い、それ以外の病気を除外しなくてはなりません。(当然一部は本当に病気の症状という場合も有るでしょう。)

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ミュンヒハウゼン病の治療

不必要な入院それ自体を患者は求めるのですから、治療を考える場合には、患者の態度を変えさせることによって過剰な医療資源の消費をやめることをめざします。
治療の中心はカウンセリングです。抑うつや正確障害を治療する薬剤が使われることもあります。薬剤が薬局から盗み出されたり、危険な用法で使われることがあるので注意してみている必要があります。

ミュンヒハウゼン病の合併症は?
自分を傷つけるので、自分を傷つけることがありますから死を含む合併症の危険があります。また多くの検査や治療の手技により身体を傷つけられる恐れもあります。 薬物中毒や自殺の危険もあります。

ミュンヒハウゼン病の予後は?ある人は一度か2度の問題で終わります。 しかし多くの患者では症状は慢性であり、長期にわたって妥当な治療を続けることは困難です。さらに多くの患者はうそを言っているということを否定しミュンヒハウゼン症候群の治療を喜びません。不必要な入院をさせないことも大事です。

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2)代理ミュンヒハウゼン症候群

代理ミュンヒハウゼン症候群はミュンヒハウゼン症候群の変型で、その多くは親が自分の代わりに自分の子供を患者に仕立て上げるという奇妙な障害です。

親は子供の病歴を偽り、薬物を使って子供の健康を故意に害したり、検査用の尿の中に血液や細菌を入れたりして病気をでっち上げようとします。

このような奇異な行動の根底にある動機は、人の注意を引きたいとか、子供と強いきずなを保ちたいという病的な欲求にあると思われます。

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清澤の感想:疾病利得を求めて意図的に病を装う仮病や詐病とは別に、精神的な弱さやゆがみを其の発症基礎として、病気であることを無意識に過剰に演じるような患者さんが居ます。しかし、医師(団)がそれにこのような病名を付けて扱うということになりますとますます主治医と患者との心理的な関係は難しくなります。このような態度を取る患者さんは本文にも有りますように、病名に対する知識も多いので、使う病名に喪充分な注意をする必要があります。主治医としては、不要で危険な治療は避けますが、少しはとぼけてだまされたふりをして付き合う場面もあるかと思います。

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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