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2006年12月28日

242 視野検査をといわれた患者様へ(カッピング、乳頭周囲脈絡膜萎縮, PPA

視野検査をといわれた患者様へ(患者さま用要旨)(管理頁

この文は240の要旨です⇒リンク

緑内障カップ近視の患者さんの眼底には網膜や視神経の変化が高い頻度であり、近視に合併した緑内障も多くみられます・この緑内障をもっとも的確に診断するのが視野検査です。

緑内障と聞くとびっくりしますが、岐阜県多治見市で行なわれた住民調査では、40歳以上の人口の約6%が何らかの緑内障でした。近視で乳頭陥凹拡大、乳頭周囲網脈絡膜萎縮、傾斜乳頭、偽鬱血乳頭などのある眼では緑内障の比率はもっと高いです。

現在は優れた点眼薬も開発され、正しい診療が始まれば失明に至ることは稀ですが、緑内障の患者さんには早くその病気に気づいて治療をしていただく必要が有ります。

眼球内の水圧(眼圧)が正常より高く、視神経が循環障害で神経線維脱落をきたして、視野欠損を訴えるものが(開放隅角)緑内障です。日本では人開放隅角緑内障のうちでも眼圧が高くない、正常眼圧緑内障が62%もいます。

□視神経乳頭部陥凹:視神経乳頭は中心から約15度鼻側の部分にあります。緑内障などで視神経の線維の脱落が進むと表面の陥凹が大きくなり緑内障が疑われます。
 明らか( )、中くらい( )、わずか( )、なし( )

□乳頭周囲脈絡網膜萎縮(peripapillary atrophies: PPA)と乳頭コーヌス(miopic conus):視神経乳頭の周りの変化です。近視で眼球の前後軸が伸びると、視神経乳頭の耳側の網膜が引き伸ばされて三ヶ月状に薄くなります。
  明らか( )、中くらい( )、わずか( )、なし( )

□傾斜乳頭:近視の進行で眼球が伸びると、本来眼球に垂直に入るべき視神経が眼球の接線方向に近づいて傾いて入り、視神経線維に無理な力が掛かります。
  明らか( )、中くらい( )、わずか( )、なし( )

□近視性緑内障様乳頭(myopic glaucomatous discs):近視眼で視神経が緑内障眼のように見えるものです。その中に、緑内障の視野変化を持つものが含まれて居ます。
  明らか( )、中くらい( )、わずか( )、なし( )

□豹紋状眼底:網膜が薄く下の血管が透けて見えるものです。
  明らか( )、中くらい( )、わずか( )、なし( )

□偽鬱血乳頭:視神経乳頭表面がむくんだように盛り上がったものです。
  明らか( )、中くらい( )、わずか( )、なし( )

その他:(         )
  明らか( )、中くらい( )、わずか( )、なし( )

緑内障を除外するために視野検査が勧められ、ハンフリー視野で緑内障が見つかるのはおそらく3~4人にひとりくらいです。多くはないですが、決して少ない数字ではありません。

追記:◎意外に多い緑内障:診療の現場から (247から引用)
当院を受診した患者さんで、偶発的に視神経乳頭陥凹拡大などが診察の中で指摘され、2006年12月にハンフリー740型自動視野計で視野測定を受けた(緑内障の自覚の無い)患者さん25名(50眼)の結果は:眼数で数えると
正常68%、ボーダーライン12%、異常(正常範囲外と表示されます)20%でした。
正常では無いと判定された眼の数は検査勧告眼のちょうど3眼に1眼です。

しかも片眼に変化がある患者さんが居ますので患者数では”両眼とも正常範囲内”以外の者は12人(48%)と高率でした。ボーダーラインを正常側に含めても7人(28%)は異常視野を持っていました。もともとが、視神経に異常の疑われた患者さんなのでこのようになるのでしょう。

これから視野検査に慣れて再検査で正常に入る可能性を考えても、近視患者での緑内障の率は多いです。(1月5日追記)

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。
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