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2006年12月26日

237遠近両用二重焦点コンタクトレンズ

遠近両用で頻回(2週間)交換のコンタクトレンズについて:bifocal contact lens
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清澤眼科医院 電話5677-3930

122102老視:
40-45歳を過ぎる頃から、(遠方用にあわせた眼鏡では)近方の文字が読みにくくなります。これは目の中のレンズ(水晶体)がピントを合わせる筋肉(毛様体筋)の働きで厚さを変え、見ようとする近方にピントを移す機能(調節と呼びます)が低下してくるからです。この加齢に伴う調節力の低下を老視(通俗的な言葉では老眼)と呼んでいます。

上下バイフォーカル今まで近視があってコンタクトレンズを使っていた患者さんでも、眼鏡を使っている患者さんと同様に近くの文字を読む時には弱い近視のコンタクトレンズがほしくなります。しかし従来は、コンタクトレンズには眼鏡とは異なって誰にも使いこなせる遠近両用の優れたものはありませんでした。
最初のタイプは下目使いにするとレンズの下端が中央に押し上げられるハードレンズのタイプでした。

非球面バイフォーカル遠近両用ソフトコンタクトレンズ;
ところが、最近になって各社から遠近両用の頻回交換レンズが発売されてきました。遠近両用コンタクトレンズは、レンズの中央と周辺を分けて、その一方を近く用の焦点とし、他の一方を遠く用に使うような設計になっているのだそうです(2番目の図なら中央が遠用)。製品は各社が持っています
⇒図の出典にリンク

コンセントリックバイフォーカルまた、あるものは同心円状にレンズを数回に分けて遠近2つの画像の像をを同時に網膜に結ばせる様になっています。これがコンセントリックバイフォーカルタイプです。

これらのシステムではいずれの方式をとっ多としても、遠近どちらの画像ともその画質は単一焦点のコンタクトレンズより悪くなると思われます。

122201こうして、遠近両用コンタクトレンズは、いずれの会社の製品でも、遠近両用バイフォーカルコンタクトレンズを使いこなせる患者さんは使用を希望する全患者の3分の1程度のようです。

その眼科での処方の実際では、遠方での視力をまず最も適した近視度数(球面)で確保し、それに某かの近方加入を加えて近方部分を決定してゆくようです。

コンタクトレンズのオーソリティーの梶田先生によると、このくらいで近くの文字も多少良くは見えますね?ということを確認するだけにして、片眼ずつの近方視力は測って見せてはいけないのだそうです。(測らせてしまうとどうしても1,0が見えていないということに気が付いてしまうからでしょう。)

このバイフォーカルコンタクトはあくまで近視が有ってコンタクトレンズを従来から使っていたが、老視が進行しめがね無しでは文書が読みにくくなったという患者さんが、眼鏡をかけないで書類を扱えるようにしようというだけの物のようです。122303

私の医院では従来この遠近両用頻回交換のレンズは処方してはておりませんでしたが、今回、高田眼鏡店から派遣されている眼鏡技師の山口さんの協力を得て新年の1月下旬から、その処方を試す予定としました。

老視に対するコンタクトレンズ処方では、このほか遠用の度でコンタクトを両眼にあわせておきその上から掛ける近見用眼鏡を作る(めがねを遠近両用にしても良い)とか、右を近用に左を遠用といった具合にあわせ左右の眼を使い分けるという方法(この処方方法をビジョンという)も有ります。

残念ながら乱視成分の入ったバイフォーカルレンズの製品はまだ出ていません。

従来近視用のコンタクトレンズをお使いの患者さんで近くを見るのに不自由を感じていたり、中間距離も見えるようにするために遠方用の近視補正用のコンタクトレンズの度をわざと弱めに選んでいた患者さんはぜひお問い合わせください。

可能な限り試して差し上げたいと存じます。

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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