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2006年12月14日

231 ノロウイルス感染症

最近ノロウイルスによる感染が関西から関東に広がってきていることが報道され、東京でもその感染が増えてきたようなのでその症状を調べて見ました。

12111ノロウイルスは、かつては小形球形ウイルスと呼ばれていたもので。冬に発症する感染性胃腸炎の多くは、このウイルスが原因とされています。

患者からの汚物が感染源となって、ウイルスが海に流れ込み、カキなどの二枚貝の中に蓄積され、その貝を食べた人に食中毒の形で感染するそうです。

米国では韓国産の生牡蠣からノロウイルスが発見され、同時に出荷された牡蠣が回収されるという記事も出ています。(各地の牡蠣生産者にもお気の毒なことです。)

12112また、調理人の手を通して、生野菜や飲料水から感染することもあるそうです。また室内で嘔吐した人がいて、喚起が良くない場合などでは空気からの飛沫感染もある模様です。

12127ノロウイルスに感染すると、2日くらいの潜伏期間を置いて発症し、その感染の主な症状は、嘔吐と下痢、悪心、腹痛です。37度から38度の発熱がある場合もあります。

下痢や嘔吐が1~2日続いても2-4日くらいで自然に回復することが多いそうです。老人介護施設などで問題になるのは、高齢者や乳幼児など体力のない人では脱水症状などが加わり重症化することがあるからです。感染しても発症しない人や、軽い風邪程度の症状で治まってしまう人も多いです。

12126十分な殺菌と手洗いが感染予防のポイント。ノロウイルスは85度以上で1分以上加熱すると死滅するそうですから、ウイルス汚染のありうる季節と水域からの魚貝類を食べる時には十分に加熱することが必要です。

しかし全体としては口からの感染が中心のようで、インフルエンザのような空気感染はあまり多くはなさそうですね。だとすれば私たちのような眼科医院の中での院内での感染は、流行性角結膜炎などほどには心配しなくてもよさそうです。

ちなみに結膜炎などの眼症状の記載も見られません。

私が週一度外来を手伝っている大学でもすでに何人かの職員が先週中に罹患したようですし、一昨日夜間の救急室を担当した後輩も多くの下痢患者が夜間来院したと言っていました。東京でももうかなりの感染が出ているのでしょう。

それで、大学病院内には緊急の感染予防対策が発動されています。その第一は感染性胃腸炎を発症した職員や患者がいたら224時間以内に感染予防対策委員会に報告をすること。つぎに、感染した職員や実習中の学生は診療の場からの退去が求められていました。

またノロウイルスで床などが汚染された場合には次の方法で消毒できます⇒リンク(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/image/shiryou.pdf)

ノロウイルスに効果がある消毒液は次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤)だけです。
用途に合わせて正しい濃度の消毒液を使用しましょう。
[汚れた物の消毒](トイレ、床など)
0.1%の濃度⇒ 水3ℓに対し原液50mlを入れる。
[汚れた衣類の消毒](下着、洋服など)
0.02%の濃度⇒ 水3ℓに対し原液10mlを入れる。
※ 目安としてペットボトルのキャップ1杯が約5mlです。
※ 消毒薬は、子どもの手の届かない所に保管しましょう。

参考ページ:
http://www.lcomi.ne.jp/kenko/archives/2006/03/post_21.htmln
社会福祉施設等におけるノロウイルス対応標準マニュアル⇒リンク
大変解りやすいノロウイルス対策⇒リンク

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。
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