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2006年8月11日

139 コンタクトレンズ購入の患者さんへ

136-0057江東区新砂3-3-53
清澤眼科医院 電話5677-3930 (管理頁

コンタクトレンズ購入をご希望の患者さんへ

デスポーザブルコンタクトレンズの処方の実際について質問をいただきました。
今回はコンタクトレンズの規格を中心に少し説明をして見ます。
紫○ 現在気に入った頻回交換コンタクトレンズ(アキビューなどのいわゆる使い捨てレンズ)をお使いの方が、引き続きそのタイプのコンタクトレンズを購入し、または別のものにする際にはぜひ現在のご使用レンズの情報をお持ちください。

時間がない○ 当方で処方をするとき、現在の値を元に微調整する方が(約10分)、始めから適正なレンズを探す(約30分)よりもはるかに早道です。その意味でも、今お使いのレンズの箱に記載のある規格値は大変有用ですので、初診ならぜひ受診時にお持ちください。

○ レンズの規格値
1) BC:ベースカーブ(Base Curve)は、レンズの後面カーブ(曲面)の曲率半径の数値で、角膜曲率半径を手がかりに決めます。例えばワンデー・アキュビューの場合は、8.5と9.0しかなく、日本人の場合で使い捨てソフトレンズではほとんどが一種類で足りています。
2) DIA :ダイアメター(diameter) レンズの直径を表す数値です。例えばワンデー・アキュビューの場合は14.2mmと固定値ですから、レンズの種目が決まれば購入時には気にしなくてよいのです。
3) PWR(SPH):スフェリック パワー(spheric power)。乱視の弱い眼ではレンズの強さはその眼に固有の単一の数字で決まります。-1.5Dとかー3.75Dとかという数値がそれです。有る程度強い乱視を併せ持つ眼では、このほかに乱視軸と乱視度の情報を加えて、トーリックレンズが選ばれます。
白い花
○ メーカー(ジョンソンエンドジョンソン、クーパー、ボシュロム、チバほか)や製品区分(一日、2週、4週、その他特殊レンズ)を変えると、レンズの規格値は涙液層厚の変化などを介して相互に影響し合い微妙に変わります。眼鏡処方と違って製品名あっての使い捨てコンタクトレンズ処方です。

注意点:
1、 コンタクトと眼鏡の度は違う: 眼鏡は眼前12ミリでコンタクトレンズは眼からの距離が0ミリですから、めがね値はコンタクト値より絶対値が大きくなります。ですから、視力検査や眼鏡処方とはまったく別に、コンタクトレンズとしての度数の決定(処方)が必要です。

近視の過矯正2、 過矯正はよくない: 自動屈折計は強めの近視値を示す(レフ値といいます)傾向があります。ですから実際にトライアルコンタクトレンズを乗せてみて、有効な視力が出せるもののうちでもっとも弱いレンズを選ばねばなりません。(眼科医師のいない施設などで、)レフ値をそのまま処方されると、遠方の視標が見えるものになりますが、それでは今後の近視進行を増強し、また眼の疲れを呼ぶ悪いレンズ(過矯正レンズ)の処方になります。

3、 見直しは3月で: 最適なレンズの強さは上下0.5Dくらいの範囲で一日の中でも常に変動しています。また、長期ではそれ以上の変動も起きます。ですから、コンタクトレンズでは多少の強弱は許容されますが、一度度数を決めたらそれでずっと良いというものではありません。私は眼科医として3か月ごとに処方箋の更新を行い、そのとき視力とレンズの強さの関係も見直しています。

4、 無償交換: コンタクトレンズ販売後でも、もし眼の状態が変化してレンズが弱すぎるためにコンタクトレンズでの十分な矯正視力が出なかったり、またこれが強すぎて近くが見難いという訴えが有る場合には、患者さんに損が出無いように無償で販売したレンズの交換をしています。(処方箋発行の個別相談には応じますが、不良レンズの交換をするまでの面倒が見られません。価格表参照

5、 個人直輸入や通信販売の利用について; 海外からの個人直輸入などの場合、海外でのレンズ名が国内のレンズ名と同じでもまったく別の商品のことがあります。(例えばオーツーオプティクスはナイトアンドデーというものを買う必要があります)要注意です。また受け取ったレンズの度が患者さんにあわなくても、通信販売での購入後では、その交換は望めないでしょう。

6、 種類の選択: 遠方視と近見のバランスや、週内での装用時間の長短、コンタクトレンズへのなれ等レンズ特性全体のバランスを考えた眼科医師としての採用レンズの種類決定への助言がぜひ必要です。

7、 眼科専門医とコンタクトレンズ学会会員資格: 眼科専門医は大学などでの一定の研修期間の証明、白内障手術などの一定の経験症例数の要件、そして筆記試験と面接試験での合否判定を経て得られる日本眼科学会が認定した資格です。現在約9,000名。また日本コンタクトレンズ学会の会員は、眼科専門医であることを前提に、さらに慎重な資格審査を経て入会資格が決められるもので、現在の会員数は1000名です。これもコンタクトレンズを扱う医師の興味と技量を示すものです。

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