お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2005年11月20日

29 糸状角膜炎の治療(フィラメントーザ、シェーグレン症候群)

糸状角膜炎管理頁

○糸状角膜炎(しじょうかくまくえん、filamentary keratitis(英)、ケラタイティス フィラメントーザ Keratitis fikamentsa(独))は角膜の上皮が糸くずのように丸まって剥れ、しかもその一端が角膜に固着して瞬きのたびに引っ張られて、かなりの痛みを訴える疾患です。

5
○上の写真はシェーグレンに伴う糸状角膜炎としてhttp://www.revoptom.com/index.asp?ArticleType=SiteSpec&page=osc/10153/lesson.htmに掲示された写真です。

○眼科医は痛みをとめるため点眼麻酔をして綿棒でこそぎ落とします。

7
○涙液の不足する重症のドライアイはその主な原因ですが、瞬きが悪化する動眼神経や顔面神経の麻痺、重症の流行性結膜炎、それに眼瞼痙攣でも見られる事がありますます。

○このテーマをまとめたSanfilippo AJらの, ”ドライアイを伴う糸状角膜炎の治療”Optom Vis Sci. 2003,80:420-30.を紹介しましょう。これによると、

(1) 乾性角結膜炎が糸状角膜炎の最も多い基礎疾患です。

(2) 最善の治療は、ドライアイ治療と糸状角膜炎の治療を同時に行なうことです。

これには、防腐剤無添加の点眼液、ステロイド点眼液、非ステロイド性消炎点眼液、涙点プラグ(注:下に詳述しました。)、糸状物の除去、保護用コンタクトレンズなどが有用です。

8
(3) 糸状角膜炎はコンタクトレンズ装用や眼手術により誘発され、また時に悪化することがあります。

○糸状角膜炎は、長期の眼局所ないし全身薬物治療でも誘発されます。従って糸状角膜炎の診断と治療では全身をみてアプローチすると、糸状角膜炎を効果的に治療でき、再発も最小限にとどめることができます。

9
◎このページを見て下さった方々のおよそ4割が糸状角膜炎などの取り上げた疾患名からたどり着いています。次の2割はコンタクトレンズや点眼薬の商品名から見えています。そして後の4割のキーワードは地名や解説した近隣施設名などです。今後も、用語の説明を充実させてゆきますのでご期待ください。

10
追記(2008,4,26):ドライアイが有って点眼などでもなかなか糸状結膜炎が改善しない場合、私は涙点プラグを各眼の下涙点に装着する事をお勧めしています。数分で装着できて、費用も6000円程度(3割負担の場合)効果は永続します。この方法の有効性は高く、ヒアレインなどで消えない糸状角膜炎が数日で改善する場合も珍しくはありません。お問い合わせください。(⇒涙点プラグにリンク)(⇒ドライアイ、涙点プラグにリンク

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。
管理頁
清澤眼科医院通信最新ページへ(リンク)します

Categorised in: 未分類