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2005年11月7日

『現場での眼科医院経営』 ~即実践できる事例公開~船井総研セミナー

◎11月6日に船井総合研究所の東京本社で開催された眼科医院経営オリエンテーションというセミナーの講師として招待され、『現場での眼科医院経営』 ~即実践できる事例公開~という話題で講演をして来ました(船井総研頁へ)。

○船井総研様には講師としてご招待いただきありがとうございました。

○今回は、このセミナーの印象記と私の話の要旨です。

○第一講座はリーダーの藤原慎一郎さんが眼科医院経営を確立するために必要なこととして、 ~眼科医院経営の心得~  を話しました。眼科医院は社会を構成する一機関であり、医療機関として永続すること(going concern,ゴーイング コンサーン)が、院長ばかりでなく従業員や患者様を含む利害関係者にとって最も大切なことであるという話でした。船井流経営法では(1)力相応一番主義と(2)長所伸展法を重視するということでした。

○第2講座と第4講座は、私が主にお付き合いいただいている高野昌則さんのお話しで、眼科医院経営の最新事例集でした。来て下さった患者さんの支持率を上げ、その地域一番の医院を作るという第一の方向が、通常の眼科医院にはより向いているという話でした。この具体的な方法としての葉書、看板、ポケットテッシュ、マスコミの利用、アンケート、ホームページ作りなどの方策の説明がありました。

○第3講座が私の担当で、自分の医院の立地の利点と欠点、毎日患者さんの御来院を促すために実行している事柄など自分の経験を話しました。この内容に興味を持ってくださる方は本文の末尾をご覧ください。

○第5講座は竹本圭太さんの担当でした。ここまでは色々な改善手法が述べられましたが、肝心なのは心であるという話だったと思います。“成功の反対は失敗ではなくて平凡である“などの印象に残る言葉もいくつか聴かれました。

その先を読む、私の講演の内容は次のようなものです。

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

清澤眼科医院通信最新ページへ(リンク)します


眼科医院運営オリエンテーション、

清澤眼科医院 院長、東京医科歯科大学、順天堂大学非常勤講師

1、この立地の利点と欠点: (医院の外観と航空写真を提示)

○利点は、
1、一般眼科もコンタクト診療も可能な乗降客数一日6万人の駅前である。
2、関連病院に近い
1)隣接した順天堂高齢医療センター
2)地下鉄20分の医科歯科大学(旧本務崎の病院です)
3、手ごろな広さと賃貸料金
4、処方箋薬局や近隣医院との協力が期待できる
5、現在、集合住宅が増えている。
などがあります。
(受診患者の分布プロット地図を提示)

欠点には
1、まだ周囲に現在住民のいる住宅が少ない。
2、現地の南方向には住宅用地がなく、今後も住宅ができる期待はできない。

その他:以前10年間このあたりに住んでいたので、土地勘はあるという自信があった。

2、規模、装置:なるべく身軽に開業しようと考えました。
清澤眼科医院29坪、新砂コンタクト販売1坪

1)装備したものはフルに活かそうと考えました。それには
• オートレフケラト、空気眼圧計
• 省スペース視力表、2台
• 眼底カメラ(無散瞳、印刷のみ)
• 診察台(ビデオプリンタ付)
• レセコン(受付と診察で端末2台)
• 処置用のリクライニング椅子
が含まれます。

2)自分の専門分野の神経眼科で使うオプション機械の導入は最小にしました。それには
• ゴールドマン視野
• ヘス
• ハンフリー視野
が含まれ、殊に高額なハンフリー視野計はその必要性が確認できてから導入を決めた。

3)それ以上の高等な治療は関連病院に連れてゆくことにした。
(東京医科歯科大学と順天堂江東高齢者医療センターが共に非常勤講師として受け入れて下さっています。)
• それには手術、蛍光眼底撮影、網膜レーザー光凝固治療、YAGレーザーでの後発白内障処置などが含まれます。

3、職員:当院が行っている常勤雇用の人件費は、パートタイムの従業員に比べ高いかもしれませんが、一緒に医院の将来を考えてくれる人材がそろっているのがありがたいです。

○ 院長(51歳)
○ 常勤3名(受付事務、眼科助手1名、視能訓練士1名)
○    眼鏡士が週に2日派遣されてきて助けてくれています。

4、開院の目標
◎まずは目標を掲げました
 ○南東北病院、渡邉一夫理事長の言葉である“すべては患者さんのために”を揮毫していただきこの額を真っ先に医院中央に掲げました。
 ○“これに照らして恥ずる所無きか?“と毎日反省することにしました。
◎こうすると自分も職員もそんな気持ちに導かれるものです。

5、医院の運営を良くする対策

5-1、特に反復的に実行している事には

◎2週に1度“清澤眼科医院通信”を発行し、院内配布とブログ掲示をしています。

◎最低毎週1度“改善活動”を改定しています。

◎この改善活動の要点を朝会で職員に伝達しています。

◎院長の頭脳の退化防止に、人に求められた学会発表、講義、依頼原稿、大学での診療、手術の指導等はなるべく断らずに担当しています。

5-2、具体的な改善事項と実施項目(抜粋)

○常時ホームページの修正補筆などを行っています。

(長いので詳細は省略します:この具体的内容は後日お伝えします。)

6、今後の展開と夢

診療に従事する医師も増やし、従業員にも交代制を取り入れて、いずれ昼休みも短縮を図りたいと思っています。水曜と土日も午前午後ともに開いているいっそう便利な医院にしてゆきたいと思っています。

7、終わりに

○ 開院7月めの当医院の患者様数は、まだ1日30人未満です。

○ そのため、待ち時間が短く、比較的ゆっくり話ができる診療ができています。

○ 比較的経済的に有利であると経済新聞などで書かれている診療科のひとつの眼科でありますが、当医院はまだその恩恵に浴せては居りません。

○    毎日試行錯誤を繰り返しながら、楽しく医院の運営を考え、眼科診療をやって居ります。

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