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2005年10月21日

20 三村先生から眼瞼痙攣の書評をいただきました

眼科医師向けの専門雑誌”神経眼科”の
Book Review書評に
兵庫医科大学眼科 三村治教授が

清澤源弘,若倉雅登 著の
眼瞼けいれん?
正しい理解と最新の治療法
の書評を書いてくださいました。
引用させていただきます。

定価が高くてすみません。

本カバー

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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眼瞼痙攣の治療に画期的ともいえるボツリヌス毒素療法が日本で初めて利用できるようになってからすでに11年を経過した.しかしながら,この疾患に対する内科医や眼科医の理解は未だ充分とは言えず,まして一般社会への知識や情報の提供はほとんど行われていない.そのため,眼瞼痙攣の患者の中には,多くの眼科や内科を受診した挙句,最終的に心因性の疾患や詐病と間違えられて心療内科や精神神経科を受診する,あるいは受診させられるものも少なくない.しかし,このような患者が一旦ボツリヌス毒素療法を受けると,患者の約80%が満足と回答し,いわば普通の人生を取り戻すことができる.
このような眼瞼痙攣患者にとって情報不足の不幸な状況を改善するために執筆されたのが本書である.眼瞼痙攣とはどのような疾患か?から始まり,原因,症状,診断法,鑑別診断,治療法についてまでわかりやすい図とともに丁寧に解説されている.しかも書かれている言葉自体は平易で判りやすいが,内容は医家向けとしても充分通用するものである.特に,PETでのベンゾジアゼピン受容体の分布や薬剤性の眼瞼痙攣の存在などの知見に関しては,他の神経眼科領域の最新の成書にすら記載されていない内容である.この1冊が,患者やその家族,さらには医療関係者に多くいきわたれば,不幸な生活を送っている眼瞼痙攣患者に大きな福音となろう.ページ数(本の部厚さ)の割りにやや定価設定が高めな印象があるが,内容的にはその印象を吹き飛ばすくらいのお勧めの良書である.

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