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2021年5月5日

12834:日本の眼科医療費の推移;聴講印象記です(日本眼科学会シンポジウム20)

清澤のコメント::日本の眼科医療費の推移に関する大事なシンポジウムでした。病院の多くが一人勤務医以下であって、医師が疲弊して去ってゆくという危機に瀕している。

座長 野中先生、堀先生

松本吉郎先生 日本医師会

1)医療費の推移 推移:1.2%に対し実数で6532.外科、産科は減小している。後期高齢者が増えるのは眼科に有利。女性医師は10年前に比べ、皮膚科と眼科が増えた。眼科は収入が増えている。一人一日が7740円。受診総数が6%減少。眼科のレセプト枚数は少し減った。月に1000枚程度。日数推移は減少しているが眼科や皮膚科は減少が少ない。1.17日と眼科の受診回数は減っている。内服薬の投薬日数は増えている。長期処方化を食い止める必要がある。

2)新型コロナの影響、支払基金のデータでは3月から減り4,5月が少なく、11月で再度減少した。診療所の打撃が大きく、小児科と耳鼻科の影響が大きかった。65%で3分の2に減った。点数は25%減。都道府県では6.9%、石川県などで特に減った。年度別医療費の推移。0.8兆円の増予測が底から2.5兆円の減で、前年とは1.7兆円の減だった。医科、歯科、調剤で分けている。中医協での医師会の主張一覧。6歳以下1000点。3月初再診時に外来一度に5点が追加された。医療経営の悪化が目立つ。眼科は週に10時間の超過勤務がなされている。医師の時間外労働水準は問題だ。年に9000人卒業して、純粋に3000人が増える。外来両計画は開業の制限ではない。

2、千原悦夫:病院の収入が診療所収入に移行する傾向だ。21年間減少を続ける白内障医療費。白内障治療は認知症などにも広く影響する。医師にもやりがいのある医療。白内障は数が多い。7.1%と数が多い。安全性も高い。眼科医療の46%が白内障、後発白内障の多い。収入でも白内障が61%(網膜は26%)と大きい。中小病院や診療所では割合が大きい。大病院はむしろ少ない。手術以外の白内障医療費は減った。白内障医療費の切り下げも行われた。従来手術をしてない施設の医療費が減って、多くの施設が白内障施術に参加した。病院から診療所に白内障手術に主役が交代した。白内障手術数は1996年は病院が59%だったが、46%に減った。無床診療所が13から42%に増えた。入院費はかからない。京都府では、55病院。常勤がいるところが多くはない。たくさん手術するところに手術は集まる傾向もある。病院では大病院へ、入院させない診療所への流れもある。設備人員を増やすか縮小するかを問われる。勤務医の数が増えない。そして疲弊して開業に流れる。

3、山岸直矢 医療費の推移と統計

1)医療費の政府統計(国民医療費など)、2)眼科医療費の推移(2009年に底)。3)白内障医療費の推移(1997に3,5%)。4)眼科診療所医療費推移、5)診療行為別(OCTが増加)、6)抗VEGF(1%未満から7.9%に増加した。)、7)コロナ禍の医療費(3.4.5月と11月で低下した。) などが話された。

4、山本修一 千葉大

コロナ禍では眼瞼下垂などの手術が減り、重篤で致命的な疾患は減ってはいない。入院期間Ⅱ以内に退院させると利益が出る。大学病院の3分の1が基準より長い。重症度看護適用基準に対し眼科はそれが低い。3日目からは地域包括医療病床と変わらぬ低い入院費になる。診療の一層の効率化が必要。

注:医療費亡国論:

Categorised in: 社会・経済