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2021年3月30日

12745:アルケゴス・キャピタル・マネジメント破綻でアルケゴス・ショック?経済早耳情報

清澤のコメント:アルケゴス・ショックという言葉が出てきたようです。リーマン・ショックと比較して論ずる向きもあり、クレジスイスや野村も大きな痛手を被りそうだという事です。

然し、世界の株式市場はほぼ安定しており、一夜にしてほぼ堅調に推移しました。米国の株価指数は正午に弱くなります。それでも、火曜日には、大規模な投資ファンドであるアルケゴスの株式ポジションの巻き戻しに関する懸念が少し高まったため、リスク回避は熱心ではありません。いくつかの個別の株式が影響を受けましたが、一般的な株式市場や金融市場は影響を受けていません。少なくともまだです。ほとんどの市場ウォッチャーは、この問題は伝染効果なしに消えていくと考えています。

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米投資会社が苦境、大手行が損失の恐れ

2021.03.30 Tue posted at 16:40 JST

米投資会社の苦境を受けクレディ・スイスなど大手金融機関で巨額の損失が出る見通しに

ニューヨーク(CNN Business) 米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントが株式の売却を余儀なくされたことで、大手金融機関で多額の損失が発生する恐れが出ている

野村ホールディングスとクレディ・スイスは29日、顧客が先週、担保の追加差し入れを行わなかったことを受けて、多額の損失を被る可能性があると明らかにした。両行の株価は29日、大きく下落し、数十億ドル分の時価総額が吹き飛んだ。

野村もクレディ・スイスも顧客を明らかにしていない。しかし、事情に詳しい人物1人はCNN Businessの取材に対し、この顧客はアルケゴスだと明らかにした

ブルームバーグ通信や他のメディアも先にアルケゴスによる野村の損失を伝えていた。アルケゴスを立ち上げたビル・フアン氏はタイガー・アジアの元トレーダーで、著名投資家ジュリアン・ロバートソン氏の弟子として知られる。

29日の市場では、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、ドイツ銀行といった他の投資銀行も値を下げた。

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ウォール街に臆測飛び交う-「前代未聞」のゴールドマンのブロック取引

Vivianne Rodrigues、Albertina Torsoli、Jan-Patrick Barnert2021年3月28日 16:41 JST

  • 「これほどの大規模なブロック取引は見たことがない」
  • これで終わりなのかさらにブロック取引の波に見舞われるのかが問題

米ゴールドマン・サックス・グループが26日に行った105億ドル(約1兆1500億円)相当のブロック取引について、売り主を巡る臆測がウォール街を飛び交っている。投資家はまた、前例のないこのような売りが再び起こるのかについても思案している。

  ゴールドマンのブロック取引は中国の大手テクノロジー企業や米メディア企業の時価総額を合計で350億ドルを消失させた異例の大量売りの一部だった。

  ゴールドマンの取引は世界のトレーダーらのチャットルームで話題になった。ベルビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ミシェル・クーシュ氏は「25年のキャリアの中で、これほどの大規模なブロック取引は見たことがない」と述べた。 

  ブルームバーグ・ニュースが確認した顧客への電子メールによると、ゴールドマンは百度(バイドゥ)とテンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ(騰訊音楽娯楽集団)、唯品会(ビップショップ・ホールディングス)の株式66億ドル相当を米市場の取引開始前に売却した。電子メールによると、その後メディア企業のバイアコムCBSディスカバリー、オンラインファッション小売りのファーフェッチ、中国の愛奇芸(iQiyi)と跟誰学(GSXテクエデュ)の株式計39億ドル相当も売却した。

  市場の外で価格を交渉することもあるブロック取引は珍しくはないが、これほどの規模で複数の取引が取引時間中に行われることはまれだ。

  ブロック取引で対象銘柄の株価は大きく動き、ヘッジファンドかファミリーオフィスが苦境に陥り売りを余儀なくされたのではないかとの臆測が浮上した。

  「これが1つのファンドの清算なのか複数なのか、そもそもファンドの清算に関係があるのかどうか、理由は何なのかなどが分からない」ため、状況は不安材料だとパーシュ氏は述べた。

  事情に詳しい関係者によると、モルガン・スタンレーも大口取引を取りまとめた。ブルームバーグのデータに基づいた計算によると、1銘柄について10億ドルを超える取引もあった。

  ヘッジファンドのアルケゴス・キャピタル・マネジメントが保有株を処分したことがバイアコムCBSとディスカバリーの急落につながったと、IPOエッジが匿名の関係者を引用して報じたCNBCはアルケゴスによる売りは恐らくレバレッジを効かせたポジションでのマージンコールに関係していると報じた。アルケゴスはジュリアン・ロバートソン氏のタイガー・マネジメント出身のビル・ホワン氏が運営。

原題:
‘Unprecedented’: Wall Street Ponders Goldman’s Block-Trade Spree(抜粋)

追記:リーマンショックやLTCMとは違う。昨日の野村の大暴落の解説動画を見てからどうぞ。ビル・ホエングの戦略はレバラージが大きすぎた。大きな金額を得るために契約したスワップポジションの解約が必要になった。投資銀行はプライムブローカーとなって投資に手を貸した。売り投げが必要になって、先週中にモルガンやゴールドマンは損切をして逃げられた。しかし、野村やクレディ・スイスは損切に遅れて損を被ったということ。ウォール街では早い損切が正義。

リーマンの時との違いは、①金額は違うが、居間と比べると市場規模が、②上場株は流動性があって、処分ができる。リーマンの時にはサブプライムの売却には電話交渉で時間を必要とした。③原因が、ファンドの破綻ではなくて不動産経済の全体的な破綻であった。LTCMでは、レバラージを25倍と使いすぎていた。レバラージの使い過ぎは良くない。アドバイスは、投資は使い方が大切。商品が時代で変わる。戦略のリスク管理が大事。投資家のためのレバラージではない。初心者はレバラージを使うな。2~5倍にとどめるべきだ。高いレバラージでは損が出やすい。間違いは強欲であるか、金融リテラシーが欠けているかということだ。

Categorised in: 社会・経済