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2020年10月13日

12347:ゴールド&プラチナフォーキャスト2020~激動の時代の貴金属投資戦略~(ゴールド&プラチナカンファレンス2020より):動画紹介

清澤のコメント:亀井氏と森田氏が貴金属価格の動向を論じています。比較的広い視点であらゆる分野との関連を論じていますので、参考になります。この書き下しノートを作るのに、2倍速で3回再視聴しました。

◎亀井氏の注目ポイント3つ:①過剰債務超過問題。②オンザホライゾン:双子赤字の再燃。基軸通貨と金。③グレートローテーション 資金移動帰入市場から金市場へ。

具体的に:アメリカの双子赤字。資金いどうが起きて、金は史上最高値更新した。足元は持ち合い(レンジ相場)の後で、複数回で水準を上げて上昇した

過剰債務の問題:国債が昨年8月で急に増えた。債券価格の急落はFRBが正しく一時的に買い支えた。→その後戻った低金利で、社債発行も増えた。更に銀行融資の肩代わりまで行った。

森田:FRBは債権も買った。フォーリンエンジェル(堕天使):トリプルBは5倍にもなった。ジャンク債も出せない会社(堕天使)が増えて危険なのでそれを支えたと言う事。ピークまでは債権金利も金価格と対応していた。

亀井:国債が評価を下げられると、社債の評価も下がる。投資家は規約で格付けの悪い債権を売らなければならなくなる。

②双子の赤字:1)米国は累積債務が3000兆円で、債務の増加がこのところ速い。

2)貿易赤字:通常、経済が落ち込むと赤字は減るが、米国の貿易赤字は増える。貿易赤字と財政赤字も増える。ドル安政策がとられる。プラザ合意もドル引き下げで後のニクソンショックへ→金高騰。ドル安

3)日本の対外海外資産が実は大きい。3000兆円。米国の貿易赤字は減らない。

森田:英米の大手機関投資家はパーインフレを警戒する。インフレに勝たねばならない。ヘッジとして金を買うところもある。

③グレートローテーション。1)今回は金融から金へ。3月から3か月で金への投資が3兆ドル増えた。しかし、鉱山では25兆円しか掘っていない。ばら撒いた資金をどう回収するか?正しい政策がデフレを呼ぶ。それを怖がる。

③-2)インフレを加味した金利のこと。これがマイナス1%。政府FRBはこれを上げたくない。金が競争力を得た。

③-3)金の需給:中央銀行の買いが5000トン。金市場への移動。外貨準備から金への動き

森田:需要の合計はあまり変わってない。需給4000トンでともに推移。実際に使われる金は減った(需給構造の変化)。ETFの投資が増えた。

③-4)長期で買う人はリスクヘッジが目的。中央銀行と市民の買い方は違う。投資需要の増加の結果ではヘッジ効果が減るかもしれない。

金融市場の肥大化はおおきく、実需の減は起きる。もみあいは必要だ。1900から金価格が下がらないのは下がるのを待つ人が多くいるという、そういう事だ。

森田氏の指摘する3要素;①マクロ環境の不確実性、②投資ポートフォリオへの金の組み入れの進行、③消費者需要の安定性

①投資家には3800トンあるETFが金としては最も買いやすく、これが此のところ800トンほど急増した。中央銀行では金の所有はアメリカ8000、ドイツ3000トンだからそれらに相当し、国家としては2位に相当するする規模だ。騰貴暴落よりも、どのくらいこの状況は続くか?が機関投資家には重要。

リスクは、金で同時に分散リスク、テールリスク、信用リスク、インフレリスク他、通貨リスク、流動性リスクと多くのリスクがヘッジできる。世界各地でその動きがあり、オハイオの消防年金は基金の5%を金に入れたなど。今後も、高い不確実性は続き、金は人気を維持するだろう。

ゼロ金利は保証されるが、FRBの買い付け量が減らされれば金価格は下がりうる。リーマンは突然のショックだったが、コロナは発生が急ではなくてショックと、言わない。2013年に金は下がった。今回の形は違う。

債券運用がうまくゆかない。マイナス。トータルリターンで検討対象に含められるようになった。僅かな資金流入で金は騰がる。金のリターンは今や遜色ない。金市場は小さいから僅かな移動の影響を受けやすい。

実需は落ちている。投資需要がそれを支えられるか・

プラチナについて:①悪い情報のみ伝えられた。自動車用触媒は落ちているが、印象が悪い。②パラジウムに比べてプラチナは安いのでこちらへのシフトも起きるだろう。③金とプラチナの相関は昔は高かった。それほど悪くないというセンチメントの変化があった。フォルクスワーゲン問題から。新たなプラチナ需要は?水素社会が到来すれば、プラチナは10倍使われるはず。

今後の見通しは亀井氏が2400ドル、森田2200ドル.円高の為替。森田氏はリスクヘッジ需要で機関投資家が入り、プラチナは亀井1200-森田1150ドルだと。

Categorised in: 社会・経済