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2020年6月20日

12004:DX(デジタルトランスフォーメーション)ってなんだ?

清澤のコメント:最近の記事に「DX狙う日本企業が陥りがちな「5つの罠」コロナで近づいた、アフターデジタルの世界」 https://toyokeizai.net/articles/-/351328 というものがあった。その記事によると 内山悟志氏は :私たちは、コロナによりDXを「疑似体験」したという。「まずデジタルがベースにあり、特別な体験としてリアルが存在するのがアフターデジタルの世界観。今後はDXが本格的に進んでいくでしょう」ともいう。対面での交渉がなくても事が済むことを経験したと言う事らしい。

本格的なDXがもたらすのは、「オペレーション業務」と「付加価値を高める業務」、双方のアウトプット増加だ。DXが進めば、オペレーション業務を縮小させながらもアウトプットを増やし、さらに付加価値業務も時間の増加分以上の成果を出すことが可能になる。オペレーション業務ではさらに自動化が進み、一方、付加価値業務ではデータ活用が進みます。IoTなどで取得したデータを高速処理して、顧客体験の向上などにつなげることが可能になる。:というのだが、

まずは「デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?」を調べてみた。 https://shareboss.net/contents/feature/digital-transformation/

カーマンライン株式会社 岡村直人さんの解説のさわり部分を、)

デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital transformation)とは、企業を取り巻く市場環境のデジタル化に対応するため、企業が行うあらゆる経済活動やそれを構成するビジネスモデル、ならびに組織・文化・制度といった企業そのものを変革していく一連の取り組みである。近年、国内デジタル化の遅れを危惧した経済産業省等により必要性が啓蒙され、法改正や東京証券取引所の銘柄選定などを通じて民間企業の認知が浸透しつつある。:という

狭義の (ビジネス文脈の) デジタルトランスフォーメーション (DX)としては:

主にビジネスの文脈で、企業を主体として語られるデジタルトランスフォーメーション (デジタルビジネス・トランスフォーメーション)。

デジタルテクノロジーの進展で劇的に変化する産業構造と新しい競争原理を機会、または事業継続上の脅威と捉え、対応していくべき、という示唆を根幹とする

外部環境のデジタル化を機会と捉える企業にとってはアグレッシブな、脅威と捉える企業にとっては防御的な戦略転換が求められる。

この戦略転換は ①競争環境の再定義 (デジタル・ディスラプターは既存のビジネスドメインの境界を超えていくると言われる) 、②ビジネスモデルの転換、③組織の転換という、企業戦略を根底から揺るがすものとなっている。競争戦略の古典に則れば、SCP戦略における競争環境を揺るがすパラダイムシフトと、RBVにおける競争力の見直しを同時に迫られている状況であり、その対応が難しいものであることは想像に難くない。

清澤の結論:幸いなことに我々の属する医療業界ではDXデジタルトランスフォーメーションの緊急性は、(消費製造・ヘルスケア・公益事業・エネルギー・製薬の各分野では) 猶予ありとされている。しかし、国民保険経済も逼迫化の度合いを強め、患者カルテの記載およびデータの電子化や施設間でのカルテ共有化(もちろん電子カルテになる)などがこれからは急速に進む事だろう。そして、個々の診断や治療においても現在以上に診療の標準化が求められる。悲しく味気ないことではあるが、そこからは各医師の匙加減といったものは排除されてゆくことが容易に予想される。我々ベテラン医師もそれに対応しないわけにはゆかない。 (ちなみに英文カルテでDx:は診断diagnosis、Tx:が治療treatmentの意味、Rxが処方です。)

Categorised in: 社会・経済