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2020年6月14日

11983:不確実性下における意思決定モデルのプロスペクト理論:再訪

清澤のコメント;今日の夕食時の妻と子供を相手にした話題。日銀の急激かつ無制限な通貨発行量の増大に伴って、日本にも太平洋戦争の戦後に見られたような悪性のインフレが不可避であるとすれば、妻の好む様な「着実な貯金の継続によって明日の資産を守る」ことはおぼつかないだろう。しかし、投資が「コツコツ・ドカン」(コツコツ稼いでいっぺんに失う)に終わることが多いという事を恐れて投資行動を嫌う人は多い。一方、日本人に金融リテラシーの教育が欠けていて、その教育が急務であるというのも、しばしば指摘されている点である。そこで思い出されたのが、プロスペクト理論( Prospect theory)である。

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ウィキペディアを見ると、プロスぺクト理論は、「不確実性下における意思決定モデル」の一つ。選択の結果得られる利益もしくは被る損害および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするか記述するモデルである。

行動経済学における代表的な成果としてよく知られる。 期待効用仮説に対して、心理学に基づく現実的な理論として、1979年にダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって展開された。 カーネマンは2002年、ノーベル経済学賞を受賞している。

概要

プロスペクト理論は、たとえばファイナンスにおける意思決定などにおいて、人々が既知の確率を伴う選択肢の間でどのように意思決定をするかを記述する。期待効用理論のアノマリーを克服する理論として作成された。「プロスペクト(prospect)」という語は「期待、予想、見通し」といった意味を持ち、その元々の由来は宝くじである。期待効用理論の「期待(expectation)」という語に替わるものとして名前に選ばれた。

行動経済学における最も代表的な理論の一つとして知られており、そのモデルは記述的(descriptive)である。規範的(canonical)モデルと異なり、最適解を求めることよりも、現実の選択がどのように行われているかをモデル化することを目指すものである。個人が損失と利得をどのように評価するのかを、実験などで観察された経験的事実から出発して記述する理論である。

プロスペクト理論では、二種類の認知バイアスを取り入れている。 一つは、「確率に対する人の反応が線形でない」というものである。もう一つは、「人は富そのものでなく、富の変化量から効用を得る」というものである。

人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向(損失回避性)があるという。

Categorised in: 社会・経済