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2020年5月30日

11932:アメリカではなく、中国が覇権を握る理由 :記事紹介

清澤のコメント:トランプ大統領が 、中国が香港への統制を強化する「香港国家安全法」の導入を決めたことへの対抗措置の発言をするたびに、我々は反射的に中国が苦しくなると反応してしまいます。中国の崩壊は近いという人もいます。が、実は中国が勝っているという見方も根強く聞かれます。ジムロジャース氏はずっとそういった立場でものを言っていて、この記事の中での「 いま世界でもっとも研究者・技術者を輩出している国は中国だ。アメリカではない。この事実が重要だ。」という言葉が光っています。果たしてどうなるのか今後数年の日本は相当に苦しそうです。投資にはタイミングも重要な要素です。最終的に中国が残るとしてもそれまでに紆余曲折はある事でしょう。

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アメリカではなく、中国が覇権を握る理由  ロジャーズ氏は、今回の危機からいち早く立ち直るのは中国だと主張します。確かにシャドーバンキングシステムなど負の側面も抱えるものの、長期的に考えると中国は覇権に向けて前進していくと考えています。  「中国は何年もの間、7%~10%を超える高度成長を続けてきた。こうした社会では、人の質ははものすごく強くなるものだ。実際、私が初めて中国を訪れた頃に比べて、今の中国は別の国に見えるほど、人材のレベルは上がっている。豊かになったことで子供の教育にも投資するし、企業も研究や開発に多額のお金を投じている。いま世界でもっとも研究者・技術者を輩出している国は中国だ。アメリカではない。この事実が重要だ。中国はますます豊かになる。多くの企業もまだまだ拡大する。(『民主主義国家なのか』などという人がいるが)、国の体制、政治制度は関係ない」

私が住んでいるシンガポールでも、テマセクという政府が所有する投資会社のポートフォリオの内訳で投資地域をみると、中国が26%と自国と同じ割合が組み込まれており、北米とヨーロッパを合わせた割合よりも高くなっています。テマセクは1974年に設立されてからの平均年率リターンが15%、20年平均7%という実績を出しています。  「現在、中国経済を牽引しているのは、ファーウェイやテンセントといったニューエコノミーのビジネスで、ITや通信分野で優れた技術をもつ企業だ。日本はもちろん、アメリカよりも優位にあることを認識すべきだ」

 ロジャーズ氏が指摘するように、投資で利益を出すためには、「投資対象の好き嫌い」に左右されるのではなく、成長性や割安などを見極める必要がありそうです。新型コロナが結果的に「後押し」をする形で発展していく中国経済からますます目が離せません。

花輪 陽子 :ファイナンシャルプランナー

Categorised in: 社会・経済