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2020年5月16日

11883:無自覚に「部下のやる気を殺ぐ」リーダー6選」記事紹介

経営学者がみた「創造力をつぶす」NG行動

マイケル・A・ロベルト : ブライアント大学経営学教授

2020/05/16 7:45

マイケル・A・ロベルト教授は「イノベーションを妨げている唯一最大の障害は、職場にはびこる6つの思い込みだ」という。著書『Unlocking Creativity』からの抜粋・編集記事を抄出)

創造力は生まれつきのものではない

どんな企業にもイノベーションを起こせる素地はある。生まれつき創造力が高い人と低い人がいるわけではない。あなたの会社にはイノベーティブな人材がすでにいる。

『Unlocking Creativity――チームの創造力を解き放つ最強の戦略』

ただ、会社にはびこるさまざまな“常識”、先入観、認知バイアス、通念といったものが邪魔をして、彼らのアイデアを生かすことができていないだけ。

【1】ライバル企業の調査に夢中の人

業界トップ企業や競合企業との比較や調査に、多大な時間とリソースをかける。他社を基準にして自社を評価すると、業務や品質の改善につながることもあるが、他社の戦略やビジネスモデルをまねるだけに終わることも多い。

【2】「計画どおりにやること」が目的化している人

データ収集・分析、過去の経験に基づく予測と計画、予算の確保、実行、というふうに順を追って仕事を進める。確実性、秩序、直線的な考え方を好む傾向が、社内の創造力を阻害する。その対極にあるデザイン思考ではまずユーザーを観察し、彼らに共感し、問題を発見して、解決へ向けた選択肢を探っていく。

【3】売り上げ予測にこだわる人

新製品のアイデアを形にしようとすれば、顧客のニーズ、市場の条件、技術的に実現可能なことなどについて、はっきりしないことやよくわからないことが驚くほどたくさん出てくる。正確なデータの取得は困難を極める。

【4】不安感を覚えるような環境を改善しない人

経営者は組織の再編が大好きだ。しかし、創造力を働かせるうえで大事なことは、組織そのものより心理的安全性なのだ。心理的安全性とはチームメンバーの間であればアイデア、意見、疑問、ミスなど何でも安心して話し合えるという状態。

【5】反論さえすれば議論が活性化すると思っている人

あえて反論するというテクニックを取り入れているリーダーは多い。アイデアや創造力を押しつぶさない反論の3つの大事なポイントとして、反論役の人選、反論のタイミング、態度を挙げたい。1人よりも2人に反論させる、問題解決の初期段階で反論しない、新たな選択肢が生まれるような働きかけをする、など。

【6】集中することが最上だと思い込んでいる人

創造的な仕事を加速させたいときは、それだけに集中できる時間と、邪魔が入らないスペースを与えればいいと信じている人は多い。集中することのメリットもあるが、アイデアを生み出したいなら、時には問題から遠ざかるという、心理的な距離を取る。具体的には「社会的距離」を取る、「物理的、文化的距離」を取る、そして「時間的距離」を取る。

リーダーの仕事もそうだ。会社やチームのメンバーが持っている創造力を解き放つことは、最重要なミッションのひとつである。

Categorised in: 社会・経済