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2020年5月6日

11858:起こりうるのは通貨への疑念:ウォーレン・バフェット

清澤のコメント:日本の連休は今晩で終わりです。日本の非常事態宣言は月末まで続きます。多くの来院者は無いかと予想しますが、私の医院は明日から連休明けで通常診療を再開します。来院がご不安な方は、電話で前月相当の薬の処方箋発行希望をお伝えください。緊急事態宣言下ですので、電話再診扱いとして処方箋を4月に続き5月も郵送いたします。緑内障外来など特殊再来の休止が続く部分が一部分にありますが、院長のわたくしが各個に対応いたします。

欧米の都市封鎖明けの様相を見て、ニューヨーク株は上げ。リスクオンの様相を示しているらしいです。ヨークシャー・ハザウェイの年次総会で 起こりうるのは通貨への疑念であるとウォーレン・バフェット氏が発言したということです。言葉を換えれば、強いインフレが起こると言う予測です。しかし反面として、国が支出を絞り込むことは、経済的に大きな後退につながるから、自国通貨ドルで国債を大量に発行し、米国経済は守れと言う事らしいです。国債は定価で償還されていわゆるデフォルトは起きないが、インフレでドルの価値が下がると言う事を予測しているわけです。これは日米問わず多くの人々が感じている事態でしょう。ついでに記しておくと、高橋ダン氏は昨日の動画で。バフェット氏は航空会社株売却で大きな損失は出したが、ハザウェイの資産全体から見ると小さな部分でしかないとバフェット氏を擁護していました。彼が手放したのは、もし倒産前に国が航空会社を支えなければ、航空会社から倒産が出て、安く買えたはずのバフェット氏の持っていた航空株は紙切れになる恐れがあったからです。

 ---記事採録----
2020年5月5日

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイの年次総会第4弾: 米国債はデフォルトするか、との問いに答えている。

国家が自国通貨建てで債券を発行している限り、起こりうるのは通貨への疑念であって(債券の)デフォルトではない。
これまで米国は賢明であり、国民も信頼し、自国通貨建て債務を発行してきた。

バフェット氏が株主総会で、米政府債務のデフォルトの可能性を尋ねられている。
同氏が「デフォルト」と呼んだのは、テクニカル・デフォルトでも手続き上返済が遅延することでもなく、米政府が債務返済不能になることを指しているようだ。
バフェット氏の回答は世間のコンセンサス通り。
自国通貨建ての債務は、なんとなれば通貨発行を行い返済できるから、デフォルトは起こさないですむ。

ポイントは2つ。
まず、自国通貨建てであること。
バフェット氏は「トリックは自国通貨建てで借りることだ」と明言している。
逆に、外貨建て債務のある多くの国々が今後困難な時を迎えるとも話している。

自国通貨建てならデフォルトしないのが事実としても、これは一般人の感覚からは大きくそれている。
もしもこれが通るなら、政府は無制限に借金ができ、税金さえ不必要ということになる。
これにも明快なトリックがある。
バフェット氏は「結局は購買力が疑わしくなりうる」と述べている。
国債は額面通り償還されるが、その額面の価値が低下しうるのだ。
100ドルで買った国債は100ドルで返ってくるかもしれない。
しかし、ドルの価値が財政悪化にともない大きく低下するかもしれない。
自国通貨建て国債のマジックとは、国債の自国通貨建て価値を守ると見せて、価値下落を通貨に押し付けるようなものなのである。

バフェット氏が、こうしたマジックを知りながら「政府のデフォルトは心配するな」と良い面を先に述べるのには理由がありそうだ。
1つは安易な緊縮路線への批判だ。
かつての共和党による頑なな債務上限への姿勢をあてこすっている。
バフェット氏は「国家は債務支払い能力を成長させる」と指摘している。

もう1つは、支払い能力の成長を担保するのは何かにある。
それは、バフェット氏の揺るがない米国への自信だ。

誰も米国を止めることはできない。・・・
この困難は他の何にも似ていないが、私たちはもっと厳しい困難にも直面してきた。
米国の奇跡、米国の魔法はいつも(困難を)克服してきたんだ。

2020年5月 ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハザウェイ年次総会

Categorised in: 社会・経済