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2020年4月27日

11829:「リスクの国有化」が加速 金相場に追い風 張間正義:記事紹介

清澤のコメント:長期的な低金利が金利を生まない金(ゴールド)の高騰を呼ぶ。貨幣は印刷して増やすことが出来るが金(ゴールド)の総量は限られている。各国政府と中央銀行は、コロナショックに直面して通貨発行量を無制限増加させようとする。そうであれば数年でハイパーインフレが社会を襲うはず。そう考えれば、自分の借金は増やすべきであろうし、現金は安全資産に換えておくべしとの予想が出来なくはない。1930年の大恐慌の歴史は15年間続く株価の持続的低落をみせたはずだ。 さて、金価格上昇に必然性は本当にあるのか?。リスクの国有化というのは新しい言葉だが、従来のソブリンリスクに相当するのだろうか?

   ---記事の要点引用----

「リスクの国有化」が加速 金相場に追い風(NY特急便) https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58503850V20C20A4000000/
NQNニューヨーク 張間正義

2020/4/25 5:49日本経済新聞 電子版

「無国籍通貨」の金への注目度は高まる=AP

「無国籍通貨」の金への注目度は高まる=AP

米連邦準備理事会(FRB)を筆頭に世界の中央銀行による「リスクの国有化」が加速し、株式相場は下値の堅い局面が続いている。FRBの総資産拡大とゼロ金利政策の長期化で最も恩恵を受けるのは安全資産かつ「無国籍通貨」とされる金相場だ。

原油先物相場が異例のマイナスをつけて開けた今週、米株式市場ではダウが下落した。もっとも、ダウ平均は過去最高値から年初来安値までの下げ幅の半値戻しを達成した。

「FRBの大規模な金融緩和が市場の安定化装置として機能した」。VIX指数は5週連続で低下した。

FRBはリスクが高い「ジャンク債」も買い入れる。追加の緩和政策で今年末11兆ドルまで膨らむとの予想もあり、「総資産の拡大は恒久的なものだ」。

米長期金利は1%割れが常態化しつつある。景気刺激策による国債増発で需給悪化への懸念は高まるが、金利は上がらない。長期金利はインフレ率を下回り、国債の実質リターンはマイナス。代わりに民間投資家はリスクの高い低格付け債(ハイイールド債)の買いに走る。かなりの長期間にわたり1%以下が続くとみられる。

リスクの国有化で最も恩恵を受けるのは金相場だ。「FRBは金を印刷できない」として今後1年半の目標価格を1トロイオンス2000ドルから3000ドルに引き上げたFRBの総資産拡大でドル供給が増え、ドル安が進む。世界各国で財政支出が急増し、インフレによる法定通貨の価値低下で実物資産の裏付けがある金価格は上昇する。ゼロ金利政策の長期化も、金利のつかない金相場には追い風だ。

今年に入り相場が上昇しているのは先進国の国債と金だ。昨年末に2%近くあった米長期金利は0.6%に低下(価格は上昇)。ニューヨーク商品取引所の金先物相場は2011年9月の最高値もみえてきた。

「新型コロナという噴霧を大量のマネーで覆い隠す」政策に打って出た世界の中央銀行。長期的に米市場は株高・低金利・ドル安の様相を強めるとの見方が増えてきた。リスク資産の株式と、安全資産である金相場の同時高が今後強まる場面がありそうだ

リスクの国有化とは:

Categorised in: 社会・経済