お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2020年4月15日

11770:豊島逸夫の手帖から金価格に関連した考察の抜粋

豊島逸夫の手帖から

清澤のコメント:“小人閑居して不善をなす“とも申します。自宅勤務でにわか投資家が増加など、誠に示唆に富む言辞が見られます。氏は金を総資産の10%から30%に引き上げよと説いています。私としては、眼科関連の質問の答え作成にでも時間をかけてお答えし、あまり脇見はしないで行きたいものです。本来ですと明日から日本眼科学会が開かれる予定でしたが、今回は4月27日からのウェブ聴講となりました。

まずは2020年4月8日 非常事態初日の金投資家たち

外出自粛となり必然的に自室にこもり投資ネット画面に向かう「にわか投資家」が増えている。金についても同様で、新聞の見出しで「金高騰」と知り慌てて筆者のところに連絡してくる。金に関しての知見は無い「にわか」金投資家たち。日本人の特性としてやたらに理屈っぽい傾向がある。ドル・株の相関だの実質金利だの、「にわか」なのに日経新聞コメントの如き質問を連発してくる。しかし今の異常なコロナ相場に「過去の市況の法則」は通用しない。理屈で割り切れる相場ではない。

そもそも金とは長期に保有してこそ真の価値がある。それを「一攫千金」の夢にとりつかれ、外出自粛で持て余す時間を使いネット画面に見入る。自分だけはなんとかうまく立ち回って金で一儲けの本音が伝わってくる。外出自粛初日からこの様ではこれから3か月が思いやられる。人間の性とは罪作りなものよ。

2020年4月15日:どうなるコロナ

在宅勤務の日々。さて、金国際スポット価格は1703ドルから1749ドルまで急騰。株も買うがヘッジとして金も買うという投資家心理。私に一番響いた要人発言は、ミネアポリス連銀カシュカリ総裁の「経済閉鎖、再開が18か月間繰り返される。」という発言。

米大統領選挙もいよいよヒートアップ。トランプ氏には焦り。責任転嫁の相手先探しに必死。共和、民主、拮抗の情勢。金にはどっちが勝っても追い風。金の国内店頭価格が13日、40年ぶりに最高値を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大による景気後退への懸念から安全資産とされる金の相場は上昇。米国のゼロ金利など金融緩和策も追い風となっている。

 新型コロナの感染拡大で世界経済の減速懸念が強まる中、「有事の金買い」が進み、3月上旬に一時6300円台をつけた。その後、世界で株安連鎖が続いてあらゆる資産が売られる中、金も一時値下がりしたが、再び金の買いが加速している。

 直近の金価格の上昇を加速させている理由は大きく二つある。一つは新型コロナで悪化する経済のてこ入れで米連邦準備制度理事会(FRB)が進める大規模な金融緩和策。また、40年ぶりの高値の要因には、対ドルでそれほど円高とはなっていない状況もある。「ドル建てでの金価格の上昇が、そのまま円建て金価格にも反映されている」

2020年4月6日:金上昇をもたらすコロナ危機の総括:本当の危機は7月からだ 米国失業ショック後に始まる株式市場の「新常態」(https://diamond.jp/articles/-/233809

■対策が厳格でも、10万人の死者、3人に1人が失業、GDPが34%落ち込む。ショックが去っても、個人消費は戻らない。「消費の新常態」。

市場の動きを4段階で整理する:第1ステージは、新型コロナに対するパニック的初期反応。第2ステージは、FRBによる無制限の量的緩和策など相次ぐ超大型金融財政政策対応。第3ステージ:経済統計数値で、日米株式市場は、二番底を形成。日銀のETF買いは市場下落を止められぬ。過去の経験則は通用せず。第4ステージは新型コロナの終息宣言後の出口部分。米財務省が増発する米国債を印刷した通貨で買いまくる政策では、長期的インフレを招く恐れがある。デフォルト不安:「ローン担保証券(CLO)」にも警戒すべきだ。米中貿易戦争が再燃すれば、国内有権者の歓心は買えても、実体経済は冷え込む。

2020年4月10日:金急騰の背景に歴史的金融・財政の変化

9日FRBは2.3兆ドルの緊急流動性供給プログラムを発表。株も金も同時に急騰。金の先物価格が一足先に1700ドル突破と囃されている。FRBが大胆なのは、損が出ても財務省が補填してくれるから。中央銀行が不良債権を抱えることで米ドルの信用が損なわれることもなくコロナ禍で瀕死の企業を広範囲に支援できる。「ヘリコプターマネー」の制度化。

これは歴史的な変化。タブーが「ウイルスとの戦争」に勝つための「戦時対応」として正当化された。中央銀行と財務省の一体化は「新常態」となる可能性が今や無視できない。

驚きは中央銀行FRBが買い取る債券に、ジャンク債も含めたこと。壮大なモラルハザードが醸成される。どう見てもおかしい。独自価値の「金」の出番がまたもや廻ってきた。

外貨準備の中の金の割合を増やすなど公的部門で金を取り込む動きが更に加速しそう。この現象の裏に潜む経済の動きをまずは理解しておいて欲しい。

金1700ドル再突破 2020年4月14日 

イースター休暇明けの国際金スポット価格は急騰。重要なことは金価格上昇に歯止めがかからず急騰していることだ。1700ドルを超えるとバブルの領域に突入である。現物需給から乖離した先物主導の価格で、上げのモメンタムに乗った一儲けを目論むヘッジファンドの買いが加速度的に増加。
1700を超えるとドンと上がってドンと下げるパターンに注意。長期派は10年持つ覚悟が必要。長期積立感覚ならば購入価格が平準化される。コロナウイルスの出口の話が早過ぎれば、ぶり返す。遅きに過ぎれば、経済が悲鳴を上げ不況が長引く。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の「経済閉鎖、再開が18か月間繰り返される事態も考えられる。」との発言が金には上げ加速要因となった。円相場も107~108円で推移。円建て金価格40年ぶり高値の背景には、この「円安」要因がある。

Categorised in: 社会・経済