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2020年3月12日

11607:「感染検査」最前線を駆ける株、新型コロナ駆逐はここから始まる:記事紹介

清澤のコメント:新型コロナウイルスの伝染がととどまるところを知らない。日本ではPCRの数を増やさなかったことで、患者の実数が過小評価されてないか?という声もある反面、それで軽症患者で病院があふれて医療崩壊を呼ぶことが避けられているという声も聴かれる。日本の企業でコロナウイルス対策にメリットのある会社をリストアップした記事があったので要点をまとめてみよう。

――記事の要点抜粋―https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202003100867――

―公的保険適用となった感染検査、国策と足並み揃え動き出す有力企業と今後の展望―

■感染検査が公的保険適用に、「新型コロナ対策」に期待募る

感染したかどうかの有無を調べるPCR検査が進まなかったことなど、日本政府の対応の遅れが指摘されるが、ここにきてようやく民間の検査機関などを本格活用する動きが出始めている。「臨床検査」に関連する銘柄は意外に多く、もはや国家的危機といえるなか、感染拡大を阻止するうえで活躍期待が高まっている。臨床検査など新型コロナ対策関連株を点検した。

●医師の判断で直接民間検査機関へ

 日本における新型コロナの感染者数については、国内外から検査数の少なさが指摘されており、実態把握にほど遠いとの声が上がっていた。政府はこうした批判に対し、PCR検査などをスムーズに行えるようにするため、新型コロナの感染検査を6日から公的保険を適用し保健所を経由することなく医師の判断で直接民間の検査機関に依頼することができるようにした。当面は、検査にかかる費用は公費で行われ、患者の自己負担は発生しない。ただ、院内感染を防止するため、しばらくは感染防止対策が整った医療機関に限られることになる。

 体制強化で検査件数の増加が期待されるが、その一翼を担うことになるのが臨床検査を業務とする民間検査機関だ。

●みらかHDは「非常に多くの問い合わせ」

 臨床検査薬大手のみらかホールディングス <4544> は、6日からの公的保険適用を前にした5日正午に、子会社エスアールエルと日本医学臨床検査研究所の「新型コロナウイルス検査の臨床検査としての受託」を発表。エスアールエルは厚労省及び国立感染症研究所からの依頼に基づき、これまでも行政検査として受託していたが、6日から帰国者・接触者外来を設置している医療機関などでの検査が保険適用されたことを受け、臨床検査として受託した。なお、この検査は感染研のプロトコルに準拠した遺伝子検査(リアルタイムRT-PCR法)となるという。

 同社では「少しずつ検体も入ってきており検査自体はスタートしている。ただ、医療機関の準備がまだ整っていない状況に加え、医療機関と都道府県間での手続き上の調整もあり、検査が始まっていないところもある。5日の発表以降、特に今週に入ってからは非常に多くの問い合わせがきている」という。また、2日には子会社富士レビオが日本医療研究開発機構(AMED)の「新型コロナウイルス(COVID-19)の診断法開発に資する研究」における「迅速診断キットの基盤的研究開発」に参画し、検査試薬の開発を開始したと発表している。

●医学生物、リアルタイムPCR試薬を短期間で開発へ

 臨床検査薬・研究用試薬を製造する医学生物学研究所 <4557> [JQ]は、2月26日に「新型コロナウイルス感染症『COVID-19』の検査試薬開発に着手」したと発表。同社及びグループ会社のG&Gサイエンスが保有する遺伝子検査試薬の開発技術を用いて、汎用機器で測定が可能、かつ検体処理能力の高いリアルタイムPCR試薬を短期間で開発し、供給するとしている。

●栄研化は独自技術「LAMP法」を利用

 臨床検査薬大手の栄研化学 <4549> は2月14日、独自技術である遺伝子増幅法「LAMP法」を利用した新型コロナウイルス検出試薬の開発を進めていると発表した。LAMP法の高感度、簡易、迅速といった特長や、同社の遺伝子検査試薬開発のノウハウを生かし、検体から新型コロナの遺伝子を1時間以内に検出できる試薬を早期に開発・供給することを目標としている。

●キョーリンHD、ジーンソックに要注目

 キョーリン製薬ホールディングス <4569> の「ジーンソック」。政府は、新型コロナに感染しているかどうかを15分程度で判明できる装置を今月中にも医療現場へ導入することを目指しており、これが子会社の杏林製薬が手掛ける「ジーンソック」である。

●ワクチン開発で武田、アンジェス

 世界が待望する治療薬やワクチン開発でも動きが出ている。武田薬品工業 <4502> は4日、新型コロナ感染症に対する治療薬(血漿分画製剤)の開発を行うことを発表。また、同社の上市済み製品及びパイプラインのなかで感染者に対する有効な治療薬となり得るものを調査しているという。

 更に、大阪大学発のバイオベンチャーで遺伝子治療薬の開発を手掛けるアンジェス <4563> [東証M]は5日、新型コロナの感染を防ぐDNAワクチンを大阪大学と共同で開発に乗り出すことを発表。今回の共同開発は、アンジェス及び大阪大学が有するDNAプラスミド製品の開発実績を生かし、コロナウイルスの予防用DNAワクチン開発を目指すというもので、製造はタカラバイオ <4974> が担当する予定。

 また、医療機関向け治験支援事業が主力のアイロムグループ <2372> は2月6日、100%子会社IDファーマが、中国の復旦大学附属上海公衆衛生臨床センターと共同で、新型コロナに対する新しいワクチンを開発することで合意したと発表した。

●PSS、自動化システム用いた診断システム実現へ

 診断システムや検査キットの開発も活発化している。2月14日プレシジョン・システム・サイエンス <7707> [東証M]は新型コロナ感染症の問題に対して、自動化システムを用いた診断システムの実現を目指すと発表した。全自動遺伝子診断システム「geneLEADシリーズ」などの活用と改良により、空港や港湾、保健所、衛生研究所、病院の現場で体内のウイルスの有無を迅速かつ正確に判定できるシステムを構築するという。

 デンカ <4061> は子会社デンカ生研が新型コロナによる肺炎(COVID-19)の簡易検査キットの開発に着手したと発表した。同簡易検査キットは、新型コロナの抗原をイムノクロマト法により一般の医療施設でも使用が可能で、迅速かつ簡易に検出できる。デンカ生研はインフルエンザの迅速診断キットでも国内トップクラスであり、COVID-19の簡易検査キットでも十分な供給体制をとれるという。

 直近では、ジーエヌアイグループ <2160> [東証M]がきょう午前、中国・武漢市同済病院が新型コロナに対するピルフェニドンの有効性と安全性を評価するために行っている臨床研究に対し、子会社の北京コンチネント薬業がピルフェニドンを提供していると発表した。  予断を許さない状況が続く新型コロナによる肺炎だが、感染拡大阻止は待ったなしの状況だ。経済活動にも大きな影響が出るなか、まずは感染の実態把握を行うとともに、治療薬の早期開発が待たれている

Categorised in: 社会・経済