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2020年3月10日

11597:新型コロナショック始まる

清澤のコメント:ここ1週間ほどで始まっていた株価の暴落が、東京、ロンドン、ニューヨークと連鎖するスパイラル的な悪化から、一気に急降下に移っています。原油も大変な下落だそうです。ここ数日、わが眼科医院への受診者も定期的受診患者さんを中心に大幅に減り、開店休業状態です。自動車産業や電子機器など、実社会での人の移動の停止とサプライチェーンの遮断に伴う経済活動の停止は、日本及び世界の経済活動を大きく阻害し続けています。本日の専門家会議の見解は、温かくなったら消えるインフルエンザのようなものではないと、先行きの見通しをネガティブにするものでした。 リーマン・ショックを超える経済危機となる可能性があるというのは相当に抑えた言葉で、はるかに前回を超えた大不況が始まったとみるべきでしょう。

欧州株、2008年以来の大幅安-主要株価指数は軒並み弱気相場入り

Namitha Jagadeesh、Macarena Munoz Montijano2020年3月10日 3:26 JST

  • 世界的な原油安でエネルギー株を中心に売り広がる
  • イタリアやドイツ、フランス、スペイン、英国で主要指標が弱気相場

NYダウ急落 2000ドル超安 下げ幅は過去最大

北米2020/3/10 5:06 (2020/3/10 6:56更新) 

【ニューヨーク=宮本岳則】9日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均が急落し、前週末比2013ドル安の2万3851ドル(速報値)で終えた。下げ幅は過去最大になった。下落率は7.78%と、金融危機があった2008年10月以来の大きさ。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で景気や企業業績の減速懸念が一段と高まるなか、原油価格の急落が売りに拍車をかけた。S&P500種株価指数は取引時間中に下落率が7%を超え、売買を一時中断する措置(サーキットブレーカー)が発動された。投資家はリスク回避姿勢を強めている。

リーマンショックと異質の危機 逆流始めた緩和マネーの歪み

2020.3.9 21:17

 新型コロナウイルスの感染拡大が、世界の金融市場を揺るがしている。米国でも感染が拡大。世界経済を下支えすると期待されてきた米国経済への“楽観論”が一気に後退した。主要国の金融緩和に安心しきっていた投資家は不安に駆られ、リスクを回避する動きを鮮明にしている。ヒト・モノ・カネを回して拡大してきたグローバル経済に、逆流の兆しが現れた。

 「リーマン・ショック以来の衝撃だが、あのときの危機とは異質の動きだ」

 市場関係者の間では、2008年秋に世界同時株安を起こした金融危機と、現在の市場混乱の違いを指摘する声が聞こえる。

 リーマン・ショックでは、複雑な金融商品がだぶついたマネーを吸収して限界を超え、バブルが崩壊した。いわば、金融業の混乱が、製造業などの実体経済をむしばんだ。新興経済としての中国が、世界経済を下支えした経緯がある。

 だが、今回の“コロナショック”では、中国の工場閉鎖などで世界的なサプライチェーン(供給網)が断絶されモノの流れが停滞。渡航制限などによりヒトの交流も遮断された。実体経済が、カネの流れに影響を及ぼす、逆の動きを見せている。

 マネーの逃げ場として選ばれているのが、米国債や日本円だ。

 市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のもう一段の追加利下げによる実質ゼロ金利政策を織り込み始めており、米10年物国債の利回りは9日、過去最低水準の0・3%台後半まで低下(債券価格は上昇)した。一方、「日本銀行にマイナス金利の深掘りは難しく、日米金利差は縮小する」との見方から、外国為替市場ではドルを売って円を買う動きが加速した。

気がかりなのはまだ終息時期が見通せないことだ。発生源の中国や、感染が本格化した米国が、グローバル経済を再び正常軌道に引き戻す役目を担えるかも分からない。リーマン・ショックを超える経済危機となる可能性がある。(米沢文)

Categorised in: 社会・経済