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2020年2月3日

11478:新型肺炎は市場が恐れる「ブラックスワン」なのか?

清澤のコメント:これはいよいよ現実を見る新しい切り口かもしれません。2020/2/3 11:42日本経済新聞 電子版記事を抄出します。

–ー引用開始ーー

感染の拡大が止まらない新型肺炎で、世界の金融・証券市場が揺れている。前週末に急落した米国株に続き、3日の東京市場でも日経平均株価が一時400円を超える下げとなった。中国・上海市場も9%安となった。企業活動や人の行き来が滞るなど、実体経済そのものを冷やす懸念に市場の視線が移ってきた。

昨年5月、米有力投資ファンド創設者ルーベンスタイン氏:いまの金融市場にとっての、ブラックスワンは?。答:①中東など世界各地での軍事衝突リスク、②米国や日本の政府債務問題③「ウイルスによる世界的な疫病の流行(パンデミック)」

ブラックスワンとは「黒い白鳥」。常識が覆されたことが由来。従来の常識的な経験からは想定のできなかった事象が起き、それが衝撃となって大きな影響を人々に与えることをいう。

新型肺炎は日を追って深刻さを増す。中国の感染者数は1.7万人、死者は361人と、重症急性呼吸器症候群(SARS)を上回って、市場の動揺は明らか。春節明けに操業再開ができず、延期が広がる。影響は長期に及びかねない。米ムーディーズ・アナリティクスは「ほかに例のないブラックスワンになりうる」とリポートを出した。米ゴールドマン・サックスはそこまでの悲観ではない。春節明けの中国・上海市場。中国人民銀行は先手を打つかたちで、金融市場に異例の規模となる約18.7兆円の供給を発表した。株価急落はなんとしても食い止めたいとの危機感がみえる。新型肺炎の難しさは、終息の規模と期間が全くみえないことだ。

02~03年のSARSのときは、日経平均は約半年後に元の水準を取り戻した。今回は、米国株中心に楽観ムードで高値を切り上げてきたところで新型肺炎の問題に直面した。日本企業の収益は2020年度へかけて上向くとの期待も多かったが、そのシナリオが揺らぐ可能性がある。

衝撃が大きく、人々の考え方にも影響するのがブラックスワン。だとすれば、この先のマネーの大きな方向性をも左右する問題になりうるとみておかなければならないだろう。(編集委員 藤田和明氏記事 からの抄出です)

Categorised in: 社会・経済