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2019年8月31日

11036:ギリシャ首相、ナチス占領の賠償金に期待

清澤のコメント;「日韓問題」と「ドイツギリシャ問題」の間に存在するこの相似形は、いったい何なのだ?これでは、「韓国が無理難題を吹きかけているだけ」という日本の主張が国際世論にそのまま受け入れられるのは難しかろう。

ギリシャ首相、ナチス占領の賠償金に期待 独首相と会談

ローマ=河原田慎一 2019年8月30日16時00分

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首脳会談後に記者会見するギリシャのミツォタキス首相(左)とメルケル独首相=29日、ベルリン、AFP時事

 ギリシャで7月に就任したミツォタキス首相が29日、ベルリンを訪問してメルケル独首相と初めて会談した。ギリシャはドイツに対し、第2次大戦中のナチス・ドイツの占領下で受けた損害に対する巨額の賠償金を求めている。ミツォタキス氏は、経済危機からの脱却に必要なドイツからの投資を求める一方、国内でくすぶる「戦後補償問題」の進展にも期待感を示した。

 ミツォタキス氏は会談後の記者会見で、賠償金請求問題について「難しい問題だが、解決が両国関係の深化にとって重要だと信じている」と述べた。ただ、会談でこの問題を協議したかは明らかにしなかった。

 ドイツは、ギリシャと1960年代までに補償協定を結んでおり「解決済み」の立場だしかしギリシャ国内では「歴史問題」として残っており、チプラス前政権下の今年4月、ギリシャ議会はドイツに賠償金を求めることを可決。当時ミツォタキス氏が党首だった最大野党「新民主主義党」も賛成した。同国議会は、賠償金の額は3千億ユーロ(約35兆円)以上になると試算している。

 ギリシャ危機の際、緊縮財政の徹底を最も厳しく求めたのは、最大の債権国だったドイツだった。

 2015年に発足したチプラス前政権は、ドイツを中心とする欧州連合(EU)などの金融支援を受け入れたが、厳しい管理下に置かれることへの国民の不満が高まった。対ドイツ関係が緊張する中、チプラス氏が持ち出したのが賠償金請求の「歴史問題」だった。

 29日の会談で両国は、環境エネルギー分野でのドイツからの投資拡大などで一致。ミツォタキス氏は経済復興の起爆剤にしたい考えだが、歴史問題が両国関係に水を差す可能性もある。(ローマ=河原田慎一)

Categorised in: 社会・経済