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2019年7月12日

10899:北の漂着船から“動かぬ証拠”大量上陸作戦か?

眼科医清澤のコメント:北朝鮮から多くの小型木造船が日本に漂着している。エンジンが外されていたり、果たして本当に難破し漂着したのか? 山田吉彦氏が解説した。----

“漂着作戦”で北朝鮮から最大5万人が日本上陸も。南北融和の裏で、北朝鮮のしたたかな「次の戦略」狙いか。近年、日本海沿岸に数多くの北朝鮮漁船が漂着している。2016は66件、17年は104件にまで増加し、今年は4月までに既に30件以上の木造小型漁船もしくは船の残がいが発見された。

エンジンを取り外した形跡が・・・

この船のエンジンは、丁寧に取り外された形跡があり、さらに北朝鮮を出航時には、プロペラと動力を伝えるシャフトがともに取り外されていたのである。この船は、日本に漂着することを目的として北朝鮮から送り出されたのである。

増加する「無傷の船」「生存者」

2016年に漂着した漁船は、原型を留めたものは皆無に近く、また、生存者は確認されていない。しかし、2017年には、42人の生存が確認され、無傷に近い船も見受けられる。北朝鮮から密入国者を運んだ可能性のある漂着船も確認されている。

船底は真っ平・・・この船で出漁!?

今に入り年発見された漁船は、10メートル以下の小型が多く、原型のまま漂着している特徴がある。波の高さが50センチにもなれば、浸水し沈没してしまうことだろう。

北朝鮮は、実験的にいくつかの船型の船を風と波に委ね、日本に漂着させているようだ。

昨年は、密輸も合わせ100万トン程度の石油しか確保できていないだろう。このままでは、朝鮮人民軍を維持することはできない。

北朝鮮の漁業都市「清津」の港の映像から推察すると、100トン以上の大型漁船が30隻、長さ15メートル程度の漁船が400隻ほどあり、また、それ以下の大きさの漁船は、3000隻ほどあり、最大10万人ほどを乗船させることが可能である。

この漁船に北朝鮮の軍人もしくは避難民を乗せ、風などの状況をみながら避難地の日本に向けて出航させるのである。仮に半数が生きてたどり着いたとしても5万人の北朝鮮の人々が日本に上陸することになる。北朝鮮は、したたかに国際社会の荒波を乗り越える術を身に付けつけているのだ。

過去の例から推察すると、北朝鮮にとって和平に向けた会談は、朝鮮半島統一に向けた主導権をとるための時間稼ぎにほかならない。

北朝鮮の金正恩労働党委員長は、南北首脳会談で「和平」を望む素振りを見せながら、並行して北朝鮮の金体制を維持するための次なる策を打っているようだ。

(執筆:海洋経済学者 山田吉彦)

2018年5月28日「プライムニュースイブニング」にて放送 

Categorised in: 社会・経済