お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2019年7月7日

10883:タンカー攻撃は自作自演。高島康司の記事紹介

タンカー攻撃は自作自演だった。見えてきたトランプ政権と実行組織のつながり=高島康司(マネーボイス)

清澤のコメント:日本タンカー攻撃が米国の自作自演であったという高島康司氏の解説記事の紹介です。この人の「ヤスの備忘録」は有名なブログです。私も、この人の講演を船井総研の講演会で聴いたことが有ります(末尾)。以下に要点を抄出しますが、ボルカーが後ろで援助して、アルバニアに本拠地がある「イラン反政府組織」が実行犯だろうという説です。

  ―――  

タンカー攻撃、自作自演だった。見えてきたトランプ政権と実行組織のつながり=高島康司

2019年6月23日

①オマーン湾の日本タンカー攻撃について:米国は「イランの仕業」と決めつけたが、実行した組織と米国のつながりを示す証拠が出てきた。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司)

アメリカが資金援助?イランを陥れる反体制組織とは何者なのか

早々に「イランの仕業」と決めつけ

6月13日パナマ船籍で日本のタンカー「コクカ・カレイジャス」は、ホルムズ海峡付近で攻撃を受けた。船体には機雷が爆発したように見える小さな穴ができた。また、ノルウェーのタンカー「フロント・アルタイル」も同じ海域で攻撃を受けた。オマーン湾では5月12日にサウジやUAEのタンカーなど4隻が何者かに攻撃を受けた。今回の攻撃はこれに続く。

前回同様、トランプ大統領は「イランの仕業に違いない」とコメント。マイク・ポンペオ国務長官も同日、「イランに責任がある」と断定した。

イラン犯人説への疑念

イランは全面的に否認し外部勢力の陰謀と声明している。

イランのザリフ外相は13日、自身のツイッターで「最高指導者ハメネイ師と日本の首相が広範かつ友好的な対話をしているときに起きた」とし、各国に外交的解決を呼びかけた。日本をはじめ諸外国も、この攻撃が実際にイランによるものかどうか疑念を呈している。

6月13日に日本のタンカーを攻撃すると、イランにとっては貴重な友好国である日本との関係が損なわれる可能性が高く、イランが自らを追い詰める結果になる。

イランはペルシャ湾に3000隻の自爆攻撃用の高速艇を主体に、ミサイル艇やフリゲート艦、そして小型の潜水艦部隊などを展開している。

アメリカはこれまで多くの戦争をでっちあげてきた

2003年、当時のブッシュ政権は、イラクが大量破壊兵器を秘密裏に保有していることを示す明白な証拠があるとして、イラク侵略戦争を始めた。ブッシュ政権が提示した証拠はすべて嘘であった。

1964年には、北ベトナムのトンキン湾に停泊していたアメリカの駆逐艦に2発の魚雷が発射される事件が起こった。ジョンソン大統領は、即座に北ベトナム爆撃を実施した。後にこの攻撃もアメリカ軍による自作自演であったことが分かった。

②鮮明な画像

一方トランプ政権は、この攻撃がイランによるものであることを証明するために、日本が運用するタンカー「コクカ・カレイジャス」に付着させた不発の機雷を高速艇が撤去する様子を撮影したビデオを公開した。そこには、イラン革命防衛隊が保有する3,000隻の高速艇によく似た船が写っていた。たしかに革命防衛隊の高速艇に似ている。

どう見てもイランではない

この攻撃を実行した勢力が別に存在するのなら、それはどのような勢力なのだろうか?イランの反体制組織が革命防衛隊によく似た高速艇を手に入れ、イランを追いつめるための偽旗作戦の実施を準備している可能性がある。

アメリカが資金援助?イラン反体制組織とは何者なのか

③モジャーヘディーネ・ハルグ

「People’s Mojahaddin of Iran」とは、「モジャーヘディーネ・ハルグ」のこと。別名「MEK」。

「MEK」は、1965年にイランを統治していたパーレビ独裁体制の打倒を目標に設立された反体制組織。イデオロギーは社会主義。1979年のイラン革命でホメイニ師が指導する反体制勢力が強くなるとこれと協力し、パーレビ体制を打倒した。しかし、ホメイニ師によるイスラム原理主義の国家体制が出現すると、体制と離反し、政権の打倒を目指す。1980年から1988年まで続いたイラン・イラク戦争では、サダム・フセインの庇護のもと、イラク側で戦った。2003年にフセイン政権が崩壊すると、イラク国内にいた「MEK」のメンバーは米軍に投降した。「MEK」はイラン国内では裏切りものと見なされ、国内の支持基盤はとんどない。「MEK」の唯一の基盤は、フランスに住みパーレビ政権を支持する人々。

本拠地はアルバニア

このような「MEK」は、アルバニアに軍事施設を持ち、5千人から3万人のメンバーを有する強力な軍事組織である。

「MEK」はアメリカではテロ組織として指定が2012年に突然解除された。2012年に「MEK」はアルバニアに拠点を移し、本拠地の建設を始めた。オバマ政権から多額の支援金の支払いと引き換えに、「MEK」の拠点をアルバニアに構築する提案がアルバニア政府にあったとの情報がある。

ジョン・ボルトンとの関係

「MEK」と安全保障担当補佐官のジョン・ボルトンとの関係。

「MEK」はアメリカでロビー活動を展開する「イランに抵抗する国民委員会(NCRI)」という名の団体を運営している。ここは多くの政治家に献金をしている。

なかでも「NCRI」から最大の献金を受けているのが、ジョン・ボルトン。ジョン・ボルトンは2017年にパリの「MEK」支持集会で支持演説をしている。

着々と進むイラン政権転覆作戦。ネオコンが推す次のイラン大統領とは?

④政権転覆後のイラン大統領

ジョン・ボルトンは、トランプ政権内でイラン攻撃と体制転換を進めるネオコンのタカ派である。ボルトンがイランの体制転換後の大統領候補として熱烈に押すのが、マリアム・ラジャビ。彼女こそ、「MEK」の指導者である。ボルトンと「MEK」のつながりは強い。ボルトンは「MEK」から政治資金の献金を受け、「MEK」をトランプ政権内で支持している。

ボルトンとMEKの自作自演か

「MEK」メンバーが、イラン革命防衛隊が保有する高速艇に類似した船を買おうとして、5月初旬に逮捕された。こう見ると、今回のタンカー攻撃はイランが実行したとはとてもいえない。タンカー攻撃をイランのせいにして戦争を画策しているボルトンと「MEK」が実行した自作自演である可能性は否定できない。

「MEK」被害者の会の情報

イラン国内に支持基盤のない「MEK」は、メンバーを拉致同様の方法で確保している。そのため、娘や息子を拉致された家族が中心となり、被害者団体を立ち上げた。おそらくこの組織には、イラン政府も協力しているのだろう。このサイトが「MEK」に関する情報がもっとも充実している。

見えてきた背後のつながり。今後はイランを犯人とする情報が大量に出てくる?

⑤アルバニア大統領が米空母に乗船?

「ネジャット・ソサイティー」の記事にアルバニア大統領のイリル・メタが米空母に乗船している写真が掲載されていた。「エイブラハム・リンカーン」はイランに圧力をかけるために、ペルシャ湾に派遣されている空母。なぜそこにアルバニアの現役の大統領が乗船しているのか?

アルバニアは、「MEK」の本拠地のある国である。「MEK」を受け入れるための交換条件として、米政府から莫大な資金がアルバニアにわたっている可能性は否定できない。「MEK」に対してもそうだ。

ボルトン、「MEK」、アルバニアのつながりで起こった自作自演の偽旗作戦であった可能性は非常に高い。

これから大量に出てくるイラン犯人情報

ボルトンやポンペオによって、タンカー攻撃の実行犯はイランであることを証明する膨大な情報が、これから流されるはず。日本政府も日本の主要メディアも、こうしたアメリカが流す一方的な情報に流され、次第にイラン犯行説を信じるようになる可能性が高いように思う。残念である。

Categorised in: 社会・経済