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2019年3月21日

10562:東京 上がる街・下がる街: 鉄道・道路から読み解く巨大都市の未来;読書録

 単行本 – 2019/2/27

清澤のコメント:オリンピックも控えて日々変わりゆく東京。東京の交通が不便という事は未だ伸びしろがある街だという話。仕事場の南砂町はどうなのか?居住地の中野・高円寺はどうなのか?

私は東京の摩天楼と南砂町駅改修工事現場を日々眺めて、今日も前向きに頑張ろうと自分を励ましています。

南砂町については?相当話題性があります。一方、中野・高円寺は残念ながらスルーされていました。

◎(78P)2010年から2050年までの40年間における総人口の増減率の分布。東京都のほぼ全域が40年で人口が減る。海側の23区も例外ではない。ただし、豊洲・晴海等がある湾岸地区や、多摩南部に増加地域があり、わずかながら人口が増える地域がある。現在タワーマンションが林立して人口が増え続けている地域であり、今後も人口が増え続けることは容易に解る。

◎(104P)地下鉄大改造と駅の機能更新に尽力――東京メトロ:大改造が勧められている路線、その代表例が東西線だ。東西線は、日本橋や大手町などのオフィス街を東西に貫く路線だ。国鉄中央・総武線の混雑緩和を目的として計画された「バイパス」であり、、1960年代に整備され、1969年に全線開業した。東西線が開業すると、その沿線は蓮田から建物が密集する住宅地へと変貌した。のどかな場所が一挙に「上がる街」になったのだ。 その後、東西線の利用者数は増え続けた。沿線人口が増えただけでなく、相互直通運転によって、乗り換えなしで都心にアクセスできる場所が増えたからだ。東西線は開業当時から中央・総武線と相互直通運転を実施していたが、1996年からは千葉県側で東葉高速鉄道とも実施するようになった。その結果、混雑が激しくなった。一日の利用者数は、全線開業時の1.9倍で、混雑率は199%(木場~門前仲町)。そこで、東西線を路線ごと大改造することになった。3駅(茅場町駅、木場駅、南砂町駅)で大規模改良工事を実施するだけでなく、1駅間(飯田橋―九段下間)に折り返し設備を増設し、遅延の抑制と輸送力増強を図る。もちろん、工事は、東西線の日々の列車運行を止めずに実施する。

以下はアマゾン書評から引用です。

内容紹介

東京は「上がる街・下がる街」が入れ替わりやすい宿命にある都市であり、
下がり続けてスラム化する街もありそうでない。
そして、その「上がる・下がる」の命運に大きな影響を与えているのが「交通」の変化なのである――。

地方からの人口流入が止まったことで、東京でもいよいよ人口減少が始まり、高齢化が深刻化する。
しかし、そんな中でも、新たに若者や子育て世代を引き寄せる街や、オフィスビルの建設ラッシュに沸く街、郊外型ショッピングセンターや物流倉庫が集中して活況を呈する街が新たにできている。
東京が衰えゆくのは確かだが、均一に衰えていくわけではない。
それどころか、街によっては以前より栄えるところも出てくるほどだ。なぜなのか?

東京はもともと、交通が未完成な都市で、鉄道ばかりが先行して発達し、道路の建設がまったく追いついていなかった。
その状況はいまでも変わりなく、道路は計画の60%しか完成していない。
また、他国の鉄道と違って、日本の鉄道は民間会社がそれぞれに個別に開発していることから、 サービスが統合されておらず、利用者からすると不便な面が多かった。

その不便さ・未完成さは、よく言えば、改善余地・フロンティアでもある。
近年、路線間の直通運転がはじまったことで、沿線の街の魅力度が急にアップ。
今まで見向きもされなかった街に、急に注目が集まるようになった。
道路の建設も地道に続けられ、中央環状線や外環道、圏央道の延伸・完成により、渋滞が減少、環状線沿線に大規模なアウトレットモールや物流拠点が作られるようになり、それら地域は急激に活性化している。

東京の街の盛衰を生み出す活力源=「交通」から、東京の未来と、今後「上がる街」を探る。

Categorised in: 社会・経済