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2019年2月20日

10485:金価格高騰続く、直近高値は1346ドル

金価格が昨年夏から高騰を続けている。株価等の迷走に対して、ドル建て金価格は着実に水準を切上げた。米国連邦準備制度理事会FRBが米国金利の引き上げ方向を否定したことで、金利が期待できない金は、相対的に有利ともされた。大規模な国家資金としての中国、ロシア、それに新興諸国が金地金の保有を大きく増やしていることも金高騰の一因とされる。1360ドル付近の上値抵抗線が間近。話題の要点は金を買えば儲かるという事ではなく、不安に駆られた世界の資金が行く先を求めて彷徨っているという事か。次の楽天の動画も分かり易い。

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/19409

先週末の産経新聞には「米中摩擦映す金相場 中国が金買いで米を揺さぶりか」という示唆に富む記事も有った。(2019.2.16 19:06経済) 図:中央銀行による金需要の推移

 米中貿易摩擦が金の市場を揺るがす。中国は米ドルを手放す一方で金を買い入れ、米国を牽制(けんせい)し続ける。米中の貿易協議の期限が迫る中、「無国籍通貨」としての金の存在感が急上昇した。(米沢文)

 中国の外貨準備で金保有は1864トン。中国は2016年から金買いを控えていたが、昨年12月に再開した。

ドル売り

 金の買い入れはそれ自体がドル売りにつながる。豊島逸夫氏は「基軸通貨のドルに対する不信任投票だ」と指摘する。米国は上下院がねじれ、トランプ政権は財政措置を打ちにくい。米国債格下げ懸念もある。中国は金買いを通じて米国に揺さぶりをかけている。

 世界の公的機関が昨年購入した金の量は前年比74%増の651.5トンと、ドル・金の兌換(だかん)制度が廃止された1971年以降で最高。

 中国の他、ロシア中銀やトルコ中銀でも米国債を手放して金を買う。ドルの信認が低下した上、新興国の経済不安が続くため。

最高値1425ドルも

 金国際価格は1オンス=1300ドル強と昨年5月以来の高水準だが、豊島氏は今年の最高値を1425ドルとみる。外貨準備に占める金の比率は欧米諸国の一部が60%台に対し、中国は2~3%と圧倒的に少ない。中国の動きで金需給の景色はだいぶ変わる。

 (ワシントン 塩原永久)

Categorised in: 社会・経済