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2018年12月10日

10332:第1回公開オンライン診療研究会聴講印象録

眼科医清澤のコメント:未だ利用開始には至りませんが、私も遠隔診療のシステムは既に導入しました。行政側は、患者の利便性や過疎地診療も勘案し、医療費削減も暗に考えて、遠隔診療にはややサポーティブな印象。医師会等は一般的に従来の対面診療の医療者と患者のメリットを重視していて、一部医師に患者が集中するような事態は避けたく、遠隔診療にはやや慎重な印象。実際に使っているという事例報告をした人々は、従来の電話再診程度にボランティア的に遠隔診療機器を使っていることを誇っている印象も受けた。医師がリードする各企業はそのシステムを自費診療も含めて積極的に提供していこうとしている模様。何らかの非経済的メリットを個々の利用者医師が自分で見出さねば、医療保険制度の診療報酬では収支は現在の所は見合わないようです。

1)現場からの事例報告

2)招待講演

3)シンポジウム

厚生労働省審議官 迫井正深

日本医師会副会長:今村聡: 社会保険診療と自由診療との中で評価があり、遠隔診療のルールを作った。財源中立で何かを加えれば、何かを外すことになる。イギリスでもニーズとデマンドの関係が問題となった。遠隔診療をグーグルで調べると、自由診療ばかりが出てくるという現実にも問題がある。

小笠原文雄(内科、在宅診療):遠隔診療で看取りが出来る。看取りでは、遠隔診療はナースを介しても使える。医療費は受取れないが、ボランティアとして1300キロ離れた看取り経験の浅い医師に、その指導をすることも可能。

田村秀子(婦人科):患者が恥ずかしがる婦人科疾患などで、患者目線に立って遠隔診療を受診勧奨に使いたい。

豊田剛一郎(メドレー代表取締役):オンライン診療は目的ではなく手段である。今は、その実態を知らないでの反対論が多い。既に1100施設で月に3万回も利用されているのを見てほしい。自由診療が保険診療に劣るものという先入感は間違いだろう。

原聖吾(MICIN代表取締役);遠隔診療が本日取り上げられたのは喜ばしい、その利用法は今後も不連続に芽生えてくるだろう。遠隔診療の長期的なその先を見てゆきたい。

舟串直子(皮膚科):本日の参会者の多さに驚いた。在宅も遠隔診療も外来診療の延長である。医師の時間を分単位で使えるから、遠隔診療で患者さんのアクセスは向上する。

黒木春郎(小児科):欧米でも遠隔診療が始まっているが、日本では遅れた。無秩序にその利用が増えるのを抑えるブレーキも必要だが、その利用が疾患別に規定されるのはおかしい。

2018年12月9日、ベルサール飯田橋ファースト

Categorised in: 社会・経済

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