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2018年12月6日

10321:「エリートが地球の終わりを語る時、僕たちは月末に苦しんでいる」記事紹介

清澤のおメント:何とも象徴的な記事ではありませんか。マクロン大統領は現代のマリーアントワネットに擬されているそうです。この状況を見て、ニーチェの馬という何とも解りにくかった映画を思い出しました。この世の閉塞感。

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仏紙ルモンドは「エリートが地球の終わりを語る時、僕たちは月末に苦しんでいる」というルポを掲載しました。仏東部の人口5500人の村を訪れ、若者たちにインタビューしています。

チーズ産業で働く22歳のヴィクトル・マルゴンさんは「1700ユーロの給料のうち500ユーロを燃料費として払っている。毎朝3時に起きて、月末に苦しむなんて、もううんざりだ」と語っています。トラクターのガソリン代を節約するために馬を使用するようになった農家もあるそうです。

マクロン大統領の支持率は26%まで急落しています。

今年、ノーベル経済学賞に選ばれた米エール大学のウィリアム・ノードハウス教授は「気候変動経済学の父」と呼ばれ、経済成長と地球温暖化の関係をモデル化し、温室効果ガスを減らすため炭素税の導入を提唱してきたことで知られています。

石炭産業を支持基盤にする米国のドナルド・トランプ大統領は「パリ協定」から離脱しました。米国が「パリ協定」に参加しなくても、他の国々が苦労して達成した恩恵をただで享受できるからです。こうした「ナショナリストのジレンマ」から抜け出すためには国際社会が足並みをそろえる必要があります。

しかし「ブラジルのトランプ」と呼ばれるジャイル・ボルソナロ次期大統領もパリ協定からの離脱を示唆。ブラジル政府は、来年の気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)の開催誘致を断念すると表明しました。

現実社会は猛烈に逆回転を始めています。

Categorised in: 社会・経済